この記事では文字列末尾の空白(スペース)を削除する事が出来るRTrimについて解説しています。
この記事は次のような人におすすめ
- 文字列の末尾に付いている空白を取り除きたい人
- データをVBAで取り扱い易くする為に空白を取り除きたい人
あれ?このデータところどころ末尾に空白が入ってるぞ!?みたいな状況ありませんか?
知っていて損する事はありませんので確認しておきましょう!
RTrimとは?
RTrimでは文字列の末尾に付いている空白(スペース)を取り除く事が出来ます。
“ましゅかぶろぐ ” のように末尾に空白がある文字列もRTrimを使用する事で “ましゅかぶろぐ” のように空白を取り除いた状態にする事が出来ます。
全角スペース・半角はスペースのどちらも取り除く事が可能ですが、システムやウェブ上のデータには「ノーブレークスペース」というRTrimでは削除する事が出来ない空白が紛れ込んでいる可能性があります。
見た目はスペースですが正確には違う為、空白として判定されないので削除されません。
システム出力やウェブのデータで使用する際は注意しましょう。
RTrimの使い方
RTrimの構文
RTrimの構文は次のようになっています。
Strings.RTrim( string )
引数stringには空白を削除したい文字列を渡します。
Strings. の部分を省略して RTrim のみを記述しても動作しますが、ファイルを開くExcelのバージョンが混在している場合は、コンパイルエラーが発生し動作しなくなる可能性がありますので注意しましょう。
サンプル
次のサンプルでは変数strの末尾の空白を削除した文字列を表示します。
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Sub sample() Dim str As String str = "ましゅかぶろぐ " MsgBox Strings.RTrim(str) End Sub |
ちなみに空白が無くてもエラーにはなりません。
まとめ:RTrimだけではない
今回ご紹介したRTrim以外にも空白を削除する方法はあります。
RTrimだとちょっと用途に合わないかな?と思った方は、空白を削除する方法をいくつかこちらの記事でまとめていますのでご参照ください。
【Excel VBA】文字列の空白を取り除く方法まとめ
システムから出力したデータや不特定多数が入力するような表では、変な位置に空白(スペース)が入力されている事が多々ありますよね。この記事ではVBAで文字列から空白を取り除く方法についてご紹介します。
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