Web会議を録音する方法|Teams・Zoom・Google Meetの手順と「録音できない」ときの対処

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「会議の内容をあとで聞き返したいのに、録音ボタンが見当たらない」。Web会議で、そんな場面に出くわしたことはありませんか。

Teams・Zoom・Google Meet は、どれも標準で録音(録画)の機能を備えています。ただし、参加者なら誰でもボタンを押せるわけではありません。

主催者かどうか、会社がどのプランを契約しているか、パソコンかスマホか。この3つの条件で、録音ボタンが出るかどうかが変わります。仕組みを知らないまま画面を探しても、会議の時間だけが過ぎてしまいますよね。

この記事では、Web会議を録音する方法を Teams・Zoom・Google Meet 別の手順で整理しました。「録音できない」ときの原因の切り分けと、主催者へのコピペ用依頼文もまとめています。会議が始まる前に、自分の立場で録れるかを確かめておきましょう。

対応バージョン: 2026年10月時点で、Microsoft・Zoom・Google の各公式ヘルプを確認した内容です。録音できるかどうかは、次の3つの組み合わせで変わります。

– プラン:Zoom の無料/有料、Microsoft 365 のライセンス、Google Workspace のエディション
– 権限:主催者/共同主催者/参加者
– 利用環境:デスクトップアプリ/ブラウザ/スマホ

ボタンの表示名も、アプリのバージョンによって異なる場合があります。会社のアカウントで使えるかは、最終的に社内のシステム管理者に確認してください。

結論|Web会議の録音早見表(誰が・どのプランで・どこに保存)

Web会議の録音は、3ツールとも「誰が録れるか」がはっきり決まっています。まずは早見表で、自分の立場とプランで録れるかを確認してみてください。

3ツールの違いを4つの軸で比較

比較の軸ZoomMicrosoft TeamsGoogle Meet
録れる人ホスト(主催者)。参加者はホストの許可があれば録れる同じ組織に所属し、対象ライセンスを持つユーザー。ゲスト・外部組織・匿名の参加者は不可主催者と、主催者から録画の権限を付与されたユーザー
必要なプランローカル録画は無料(Basic)から利用可。クラウド録画は有料プランのみOffice 365 E1/E3/E5 や Microsoft 365 Business 系などの対象ライセンス+管理者の有効化Business Standard 以上などの対象エディション+管理者の有効化
操作できる環境ローカル録画は Windows/macOS/Linux のデスクトップアプリ。スマホはクラウド録画のみデスクトップアプリが確実。ブラウザ・スマホは機能差がある場合あり開始操作はパソコンまたは Android のみ
保存先・届き方ローカルは PC の「ドキュメント」内の zoom フォルダ。クラウドは Zoom ウェブポータルの「レコーディング」通常の会議は開催者の OneDrive for Business。チャネル会議はチャネルの SharePoint サイト主催者のドライブの「Google Meet」フォルダ。主催者と録画した人にメールでリンクが届く

表のとおり、いちばん条件がゆるいのは Zoom のローカル録画です。無料アカウントでも、パソコンのデスクトップアプリなら録画できます。

Teams と Google Meet は、会社が契約しているプランと管理者の設定が前提になります。個人で使う無料の Google アカウントは、Meet 録画の対象エディション一覧に含まれていません。

もうひとつ押さえておきたいのが、どのツールでも録音の開始が参加者に通知されることです。標準機能で「こっそり録る」ことはできないと考えておきましょう。通知の詳しい中身は次の章で扱います。

音声だけ欲しいときの考え方

議事録のために「映像はいらない、声だけ残したい」という方も多いはず。この場合、いちばん手軽なのは Zoom のローカル録画です。

Zoom でローカル録画をすると、動画ファイルとは別に音声のみの m4a ファイルが自動で作られます。特別な設定をしなくても、音声だけを取り出せるわけです。

Teams と Google Meet は、基本的に映像と音声をまとめた録画として保存されます。音声だけを録る項目が見当たらない場合は、録画ファイルをそのまま聞き返しに使ってみてください。

Web会議を録音する前に確認すること(参加者への同意・社内ルール)

録音ボタンを押す前に、ひとつだけ準備をしておきましょう。参加者への声かけです。

前述のとおり、3ツールとも録音を始めると参加者に通知が届きます。Zoom の場合は、パソコンやスマホで参加している人に同意を求める表示が出ます。電話で参加している人には、録音を知らせる音声案内が流れる仕組みです。

いきなり通知が出ると、相手は「何のために録っているのだろう」と身構えてしまいます。会議の冒頭で目的を伝えて、了承をもらってから始めるのがスムーズですよ。

会議冒頭で伝える告知文テンプレ

口頭で伝えるときは、次のような一言で十分です。会議チャットにも同じ文を貼っておくと、あとから入ってきた人にも伝わります。

本日の会議は、議事録作成のために録音(録画)させていただきます。
録音データは議事録の作成にのみ使い、作成後は社内ルールに沿って管理します。
差し支えのある方は、チャットか口頭でお知らせください。

社外の方が参加する会議なら、招待メールの段階で知らせておくとさらに丁寧です。当日に断られて慌てる心配もなくなります。

当日は議事録作成のため、会議を録音(録画)させていただく予定です。
ご都合の悪い点がございましたら、事前にお知らせいただけますと幸いです。

社内規程・取引先との取り決めも確認する

録音してよいかどうかは、会社や取引先ごとにルールが異なります。社内規程で録音の手続きが決まっていることもありますし、取引先との契約で制限されている場合もあるでしょう。

迷ったときは、録音する前に上長や情報システム部門へ相談するのが安全です。録音の社内ルールの考え方は、議事録をAIで自動化する方法まとめの注意点の章で詳しく扱っています。

Zoomの録音手順(ローカル録画・クラウド録画)

Zoom の録音は、ローカル録画とクラウド録画の2種類から選びます。どちらを使えるかはプランとパソコンの環境で決まるので、先に違いを押さえておきましょう。

ローカル録画とクラウド録画の違い

ローカル録画(コンピュータレコーディング)は、自分のパソコンに直接ファイルを保存する方式です。無料の Basic アカウントでも使えます。ただし、操作できるのは Windows・macOS・Linux のデスクトップアプリだけ。

クラウド録画は、Zoom のサーバー(クラウド)に保存する方式で、有料プランでのみ使えます。スマホやタブレットのアプリで録画したいときは、こちらが必要です。

項目ローカル録画クラウド録画
必要なプラン無料(Basic)以上有料プランのみ
対応環境Windows/macOS/Linux のデスクトップアプリデスクトップアプリ・スマホアプリ
保存先PC の「ドキュメント」内の zoom フォルダ(既定)Zoom ウェブポータルの「レコーディング」タブ

Zoomで録音を始める手順【4ステップ】

ここではホスト(主催者)として、デスクトップアプリで録音する流れを見ていきましょう。

ステップ1: [レコーディング]ボタンをクリックする

ミーティング中に表示されるツールバーから、[レコーディング]ボタンをクリックします。バージョンによっては[レコード]と表示されることもあります。

ステップ2: 保存先を選ぶ

クラウド録画が使えるアカウントでは、保存先の選択肢が表示されます。「このコンピュータにレコーディング」か「クラウドにレコーディング」のどちらかを選びましょう。

無料アカウントの場合はこの選択肢が出ず、そのままローカル録画が始まります。

ステップ3: 録画中の表示を確認する

録画が始まると、画面の左上に録画中であることを示すインジケータが表示されます。ここが出ていれば、ちゃんと録れている証拠です。

ステップ4: 終わったら[停止]を押す

会議が終わったら、[停止]で録画を終了しましょう。途中で録りたくない話題があるときは、一時停止と再開も使えますよ。

保存先と録音後の確認

ローカル録画のファイルは、既定ではパソコンの「ドキュメント」フォルダ内にある zoom フォルダに保存されます。中には、次のようなファイルが作られます。

ドキュメント
└─ zoom
   └─ (会議ごとのフォルダ)
      ├─ video○○.mp4   … 映像+音声
      ├─ audio○○.m4a   … 音声のみ
      ├─ chat.txt       … 会議チャットの内容
      └─ ○○.m3u        … 再生リスト(Windowsのみ)

議事録用に声だけ聞き返したいなら、audio で始まる m4a ファイルを開けば OK です。参加者ごとに音声ファイルを分ける設定もあり、有効にすると参加者名入りの m4a が別に作られます。

クラウド録画の場合は、Zoom のウェブポータルにサインインしましょう。「レコーディング」タブを開くと、録画の一覧が確認できます。

参加者が録るための許可依頼

参加者の立場では、ホストの許可がないと Zoom で録画できません。許可をもらう方法は、大きく分けて2つ。

1つ目は、会議中に参加者側からホストへ録画のリクエストを送る方法です。参加者が録画ボタンを押すと、ホストへリクエストを送る案内が表示されることがあります。ホストはアカウント設定で、リクエストできる人(社内の参加者・外部の参加者・特定のドメイン)を決めておけます。

2つ目は、ホストが参加者一覧から相手を選んで、録画を許可する方法です。メニューの表示名は Zoom のバージョンによって異なる場合があります。ホストに「参加者一覧から録画の許可をお願いします」と伝えれば十分でしょう。

なお、Zoom の設定画面で項目がグレーアウトして変更できない場合は、管理者がアカウントやグループ単位でロックしています。この場合はホスト本人でも変えられないので、社内の Zoom 管理者に相談してみてください。

TeamsとGoogle Meetの録音手順(保存先・主催者以外の注意)

Teams と Google Meet の録音は、主に会社や学校が契約しているアカウントで使う機能です。手順そのものはシンプルなので、保存先とあわせて確認していきましょう。

Teams:開始操作と保存先(OneDrive/SharePoint)

Teams の会議を録音できるのは、同じ組織で対象ライセンスを持つユーザーです。さらに、IT管理者が録音を有効にしている必要があります。条件を満たしていれば、次の3ステップで始められます。

ステップ1: [その他のアクション]を開く

会議中の画面で、[その他のアクション]をクリックしましょう。

ステップ2: [レコーディングと文字起こし]を選ぶ

表示されたメニューから、[レコーディングと文字起こし]を選択します。

ステップ3: [レコーディングを開始]をクリックする

[レコーディングを開始]をクリックすれば、録音がスタートです。

開始と同時に、会議の参加者全員へ録音中であることが自動で通知されます。メニューの表示名は Teams のバージョンによって異なる場合があるので、似た名前の項目を探してみてください。

録音したファイルの保存先は、会議の種類で変わります。

会議の種類保存先
通常の会議(チャネル以外)開催者の OneDrive for Business
チャネル会議そのチャネルの SharePoint サイト

ポイントは「録音ボタンを押した人」ではなく「開催者」の OneDrive に入ることです。自分で録ったのにファイルが見つからないときは、開催者に共有を頼みましょう。

Google Meet:開始操作と保存先(Drive)

Google Meet で録画できるのは、主催者と、主催者から録画の権限をもらったユーザーです。加えて、Google Workspace の管理者が録画を有効にしている必要があります。

開始の操作ができるのはパソコンか Android だけなので、パソコンから参加して次の4ステップで始めましょう。

ステップ1: 会議ツール(アクティビティ)を開く

会議画面で、会議ツール(アクティビティ)のアイコンをクリックします。

ステップ2: [録画]を選ぶ

表示された一覧から[録画]を選びましょう。

ステップ3: [録画を開始]をクリックする

録画のパネルが開いたら、[録画を開始]をクリックします。

ステップ4: 確認画面で[開始]をクリックする

確認のポップアップが出たら[開始]をクリックしてください。参加者全員に、録画が始まったことが通知されます。

録画は最大8時間まで続けられ、参加者が全員退出すると自動で止まります。録画ファイルの保存先は、主催者の Google ドライブにある「Google Meet」フォルダです。以前の録画は「Meet Recordings」系のフォルダに残っている場合もあります。

保存が終わると、主催者と録画を開始した人にリンク付きのメールが届きます。カレンダーの予定にもリンクが追加されるので、ドライブを探し回らなくても大丈夫ですよ。

なお、録画ではなく AI に議事録を書いてもらいたい場合は、Gemini のメモ機能という別の選択肢もあります。設定方法はGoogle MeetでGeminiを使って議事録を自動作成する方法で解説しています。

主催者以外が録れない場合の注意

Teams と Google Meet は、主催者以外の参加者が録れるかどうかに、ツールごとの制限があります。

Teams では、ゲストや外部組織のアカウント、匿名で参加している人は録音できません。社内の人でも、開催者が会議ごとの設定で録音できる人を絞っている場合があります。

選択肢は「開催者と共同開催者」「開催者・共同開催者・発表者」「該当者なし」の3つです。ただし、この設定を使えるかはプランによって異なる点に注意しましょう。

Google Meet では、組織外のユーザーやモバイルアプリで参加している人は、録画を操作できません。開始・停止の通知だけは受け取ります。

どちらも、参加者側の工夫で解決できることは多くありません。主催者に録ってもらうか、権限をもらうのが近道です。

「録音できない・ボタンが出ない」原因別チェック

録音できない原因は、大きく「権限」「プラン」「管理者の設定」「利用環境」の4つに分かれます。症状から原因を探して、誰に頼めば直るかを確認してみてください。

症状別の原因と対処の一覧

症状主な原因誰が直せるか対処
Zoom で録画ボタンが押せない(参加者として参加)ホストから録画の許可が出ていないホスト録画の許可を依頼する
Zoom のスマホアプリでローカル録画できないスマホはローカル録画に非対応自分パソコンのデスクトップアプリで参加する
Zoom でクラウド録画の選択肢が出ない無料(Basic)アカウント契約者・管理者ローカル録画を使う
Zoom の録画設定がグレーアウトしている管理者がアカウントやグループ単位でロックZoom 管理者設定の変更を依頼する
Teams で録音の項目が出ない・押せないゲスト・外部組織・匿名で参加している自分/開催者組織のアカウントでサインインし直す。無理なら開催者に依頼
Teams で社内の人なのに開始できない開催者が録音できる人を絞っている開催者設定の変更か、開催者による録音を依頼する
Teams で組織の誰も録音できない管理者のポリシーで録音がオフ、または反映待ちIT管理者ポリシーの確認を依頼する
Meet で録画の項目が出ない(無料の個人 Google アカウント)録画の対象エディション外—対象アカウントを持つ人に主催・録画を頼む
Meet で社内アカウントでも出ない主催者ではない・権限がない、または管理者が録画を無効化主催者/管理者権限の付与か、管理者の設定確認を依頼する
Meet でスマホから録画を操作できないモバイルアプリでは操作できない場合がある自分パソコンから参加し直す

表を見ると、自分で直せるのは主に「アカウント」と「使っている端末」に関わるものです。それ以外は、主催者か管理者にお願いすることになります。

主催者に頼むコピペ用依頼文

主催者に録音をお願いするときは、目的と使い道をセットで伝えると承諾してもらいやすくなります。会議の前日までにチャットやメールで送っておきましょう。

○○さん

明日の「(会議名)」について、議事録作成のため録音(録画)をお願いできますでしょうか。
私の権限では録音ボタンが表示されないため、主催者の○○さんに開始していただくか、
私に録音の許可(権限)をいただけますと助かります。

録音データは議事録の作成にのみ使用し、作成後は社内ルールに沿って管理します。
参加者の皆さまには、会議の冒頭で私から録音の旨をお伝えします。

管理者に相談するときに伝えること

管理者のポリシーやプランが原因のときは、情報システム部門への相談が必要です。次の情報をまとめて伝えると、確認がスムーズに進みます。

・使っているツール:Teams / Zoom / Google Meet のいずれか
・自分の立場:主催者 / 共同主催者 / 参加者
・使っている端末:デスクトップアプリ / ブラウザ / スマホアプリ
・症状:録音ボタンが出ない / グレーアウトしている / 押すとエラーになる
・発生した会議の日時

標準録音が使えないときの選択肢とよくある質問

ここまでの対処で解決しない場面もあります。たとえば対面の会議や、取引先が主催する会議にゲストで参加する場合です。標準の録音機能では手が届かないので、別の方法を考えましょう。

対面会議・ゲスト参加なら専用のAI文字起こしサービス

標準機能で録れないときの選択肢のひとつが、Notta のような AI 文字起こしサービスです。Notta は Zoom・Google Meet・Microsoft Teams・Webex・Slack と連携しています。各ツールの会議の内容を、そのまま文字起こしできます。

会議にサービスのボット(自動で参加するプログラム)を参加させる方式もあります。ボットが他の参加者からどう見えるかは、サービスの案内で事前に確認しておきましょう。前述の告知文と同じく、参加者に伝えてから使うのがマナーです。

無料プランには、1回あたりの文字起こし時間などに上限があります。料金や対面会議向けの録音デバイスとの比べ方は、議事録をAIで自動化する方法まとめで詳しく比較しています。

会議の文字起こしなら【Notta】

よくある質問

Q. 録音していることは、相手に必ず伝わりますか?

Teams・Zoom・Google Meet の標準機能で録音すると、参加者に通知が表示されます。Zoom では、電話で参加している人にも音声で案内が流れます。ただ、通知だけに頼らず、冒頭で口頭でも伝えておくと安心ですよ。

Q. 参加者の立場で、どうしても録音したいときは?

まずは主催者に録音をお願いするのが基本です。前述の依頼文をそのまま使ってみてください。会社のルールで録音が認められているかも、あわせて確認しておきましょう。

Q. 音声データをAIの文字起こしに使っても大丈夫?

会議の内容によっては、社外のサービスに渡すべきでない情報が含まれることもあります。判断の目安は、生成AIに入力してはいけない情報とは?を参考にしてください。

Q. 録音したファイルはいつまで残りますか?

保存期間は、会社の設定やプランによって異なります。大事な会議の録音は、必要な期間だけ社内ルールに沿った場所で保管するのが安心です。

まとめ|まずは早見表で自分の立場を確認

Teams・Zoom・Google Meet は、いずれも Web会議の録音機能を標準で備えています。ただし「誰が録れるか」「どのプランか」「どの端末か」で、ボタンが出るかどうかが変わります。

録音ボタンが見当たらないときは、症状別の一覧で原因を探してみてください。自分で直せない場合は、依頼文を使って主催者や管理者にお願いすれば大丈夫。会議の冒頭で一言伝えてから、気持ちよく録音を始めてくださいね。

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