Excelグラフの作り方完全ガイド|棒・折れ線・円・2軸グラフまで種類別に解説

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「会議資料にグラフを入れたいけど、どのグラフを選べばいいかわからない…」

Excelでグラフを作るとき、棒グラフ・折れ線グラフ・円グラフ・2軸グラフなど選択肢が多くて迷ってしまいますよね。何となく棒グラフを選んでしまい、あとから上司に「これ折れ線のほうがわかりやすいよ」と言われた経験がある人も多いのではないでしょうか。

この記事では、Excelグラフの作り方を種類別にまとめました。棒・折れ線・円・2軸グラフの使い分け基準から、基本の作成手順、タイトルや凡例・軸ラベルの見やすい書式設定までを1記事で完結して解説します。

読み終えたあとには、手元のデータに合ったグラフを迷わず選んで、見やすい資料として仕上げられるようになりますよ。

Excelグラフの種類と使い分け

Excelで使えるグラフは20種類以上ありますが、実務でよく使うのは次の4つです。まずはそれぞれの得意分野を押さえましょう。

グラフの種類得意な表現使う場面の例
棒グラフ項目間の比較店舗別売上、部署別人数
折れ線グラフ時系列の推移月次売上の推移、気温の変化
円グラフ構成比(全体100%)売上構成比、アンケート回答比率
2軸グラフ単位が違う2指標の比較売上と利益率、販売数と気温

グラフを選ぶときは「読み手に何を伝えたいか」で判断するのがコツです。

比較を見せたい → 棒グラフ

複数の項目の大小を比べたいときは、棒グラフを使います。たとえば「店舗別の売上」「商品別の販売数」のように、項目ごとの差を一目で伝えたい場面ですね。

縦棒と横棒の使い分けは、項目名の長さで決めるとよいですよ。項目名が長い(店舗名など)なら横棒、項目名が短いなら縦棒が読みやすくなります。

時系列の推移を見せたい → 折れ線グラフ

時間の経過とともにどう変化するかを見せたいときは、折れ線グラフが向いています。月次売上の推移や、気温の変化など、横軸が時間軸になるデータですね。

複数の系列を重ねて比較することもできます。「今年と前年の売上推移」を1枚のグラフで比較したい場面などで威力を発揮しますよ。

構成比を見せたい → 円グラフ

全体に対して各項目が何%を占めるかを見せたいときは、円グラフを使います。売上構成比やアンケートの回答比率のように、合計が100%になるデータに向いています。

WARNING

円グラフに項目を詰め込みすぎると、読みにくくなります。項目数は5〜6個以内に絞るか、「その他」でまとめるのがおすすめです。

単位の違う2指標を見せたい → 2軸グラフ

「売上(円)」と「利益率(%)」のように、単位が違う2つの指標を1枚のグラフで見せたいときは、2軸グラフ(複合グラフ)の出番です。左右の縦軸でそれぞれの単位を使い分けて表示できます。

売上のような絶対額は棒グラフ、利益率のような比率は折れ線グラフで重ねると、視覚的にわかりやすくなりますよ。

Excelグラフ作成の基本手順(全種類共通)

どのグラフの種類でも、作成の流れは共通です。まず基本の4ステップを押さえましょう。

  1. グラフにしたいデータ範囲を選択する(見出し行・列を含めると自動で凡例になる)
  2. 「挿入」タブをクリックする
  3. 「グラフ」グループから作りたいグラフの種類を選ぶ
  4. 挿入されたグラフをクリックしてサイズや位置を調整する

迷ったら「挿入」タブの「おすすめグラフ」ボタンを使うのも手です。選んだデータに合うグラフをExcelが自動で提案してくれますよ。

TIP

データを選択した状態でAlt + F1を押すと、その場に縦棒グラフが即挿入できます。F11を押すと新しいシートにグラフが作成されます。覚えておくと作業が速くなるショートカットですよ。詳しくはExcelショートカットキー厳選30選でも紹介しています。

Excelで棒グラフを作る方法

もっとも使用頻度の高い棒グラフから作ってみましょう。ここでは店舗別の売上を比較する例で解説します。

  1. データ範囲(見出しを含む)を選択する
  2. 「挿入」タブ →「縦棒/横棒グラフの挿入」 → 「集合縦棒」を選ぶ
  3. グラフが挿入される

縦棒と横棒の使い分け

項目名が長いときや、項目数が多いときは横棒グラフが読みやすくなります。

  • 縦棒: 項目数が5〜7個程度、項目名が短い
  • 横棒: 項目数が多い、項目名が長い(支店名・部署名など)

横棒グラフに変えるときは、グラフを選択して「グラフのデザイン」タブ → 「グラフの種類の変更」 → 「横棒」を選びます。

積み上げ棒グラフで内訳を見せる

1本の棒の中で内訳を見せたいときは、積み上げ棒グラフが便利です。店舗別売上を「商品カテゴリ別」で色分けしたい場合などに使えますよ。

「挿入」タブ → 「縦棒/横棒グラフの挿入」 → 「積み上げ縦棒」で作成できます。

Excelで折れ線グラフを作る方法

時系列の推移を見せる折れ線グラフの作り方です。月次売上の推移を例にしましょう。

  1. データ範囲(月の列と売上の列)を選択する
  2. 「挿入」タブ → 「折れ線/面グラフの挿入」 → 「折れ線」を選ぶ
  3. グラフが挿入される

マーカー付き折れ線でデータ点を強調する

各データ点を目立たせたいときは「マーカー付き折れ線」を選びます。プレゼン資料など、聞き手に特定の月の数値を意識してほしい場面で有効ですよ。

複数系列を重ねて比較する

「今年と前年の売上推移」を比較したいときは、今年と前年のデータを横並びで入力してから折れ線グラフを挿入します。それぞれが別の色の折れ線として自動的に表示されますよ。

Excelで円グラフを作る方法

構成比を見せる円グラフの作り方です。売上構成比を例にします。

  1. 項目名と数値の2列を選択する
  2. 「挿入」タブ → 「円またはドーナツグラフの挿入」 → 「円」を選ぶ
  3. グラフが挿入される

パーセンテージを円グラフに表示する

構成比をわかりやすくするため、各扇形にパーセンテージを表示しましょう。

  1. グラフを選択して「+」ボタン(グラフ要素)をクリック
  2. 「データラベル」にチェックを入れる
  3. 「データラベル」の横の三角ボタン → 「その他のオプション」 → 「パーセンテージ」にチェック

これで各扇形の%が表示されます。項目名もあわせて表示すれば、凡例を見なくても内訳がわかりますよ。

特定の項目を切り離して強調する

伝えたい1項目を強調したいときは、扇形を1つだけ切り離せます。該当の扇形をクリック → もう一度クリック(1つだけ選択状態)→ 外側にドラッグする、の手順です。

TIP

円グラフは項目が多いと読みにくくなります。項目数は5〜6個以内に抑えて、残りは「その他」で1つにまとめると見やすくなりますよ。

Excelで2軸グラフ(複合グラフ)を作る方法

売上と利益率など、単位の違う2指標を1枚にまとめる2軸グラフの作り方です。実務でもっともつまずきやすいポイントなので、手順を丁寧に解説します。

  1. データ範囲を選択する(項目・売上・利益率の3列)
  2. 「挿入」タブ → 「複合グラフの挿入」 → 「ユーザー設定の複合グラフを作成」を選ぶ
  3. ダイアログで各系列のグラフの種類を指定する(売上: 集合縦棒、利益率: 折れ線)
  4. 利益率の行の「第2軸」にチェックを入れる
  5. 「OK」をクリック

既存のグラフを2軸に変更する方法

すでに作ったグラフを2軸に変更することもできます。

  1. グラフ内で第2軸にしたい系列(例: 利益率の棒)を右クリック
  2. 「系列グラフの種類の変更」をクリック
  3. ダイアログで該当系列の「第2軸」にチェック → 「OK」

これで右側にも軸が追加され、2軸グラフに変身しますよ。

TIP

2軸グラフでは、片方を棒グラフ・もう片方を折れ線グラフにすると視覚的に区別しやすくなります。同じ棒グラフ同士だと、どちらがどの軸かわかりにくくなるので注意です。

グラフを見やすくする書式設定

作ったグラフをそのまま使うのではなく、ひと手間加えると見やすさが大きく変わります。資料の印象を左右する書式設定のポイントを押さえましょう。

タイトルの設定

デフォルトの「グラフタイトル」のままでは、何のグラフかわかりません。必ず内容を表すタイトルに変更しましょう。

  1. グラフタイトルをクリックして選択
  2. もう一度クリックして編集モードに
  3. タイトル文字を入力する(例: 「2026年度 店舗別売上」)

タイトルは読み手が最初に見る部分です。「いつ・何を・どの切り口で」を含めると、内容が一目で伝わりますよ。

凡例の位置調整

凡例の位置はグラフの見やすさを左右します。

  1. グラフを選択して「+」ボタン → 「凡例」
  2. 位置(上・下・左・右・右上)を選ぶ

横長のグラフなら凡例は下、縦長なら右に置くとバランスがよくなります。系列が1つだけのときは凡例を非表示にして、タイトルで内容を伝えるのもすっきりしますよ。

軸ラベルと目盛りの調整

軸の数値の単位が大きいとき(千円・百万円など)は、軸ラベルで単位を明示します。

  1. 「+」ボタン → 「軸ラベル」にチェック
  2. 表示されたラベルをクリックして「売上(千円)」などに変更

縦軸の目盛り間隔を変えたい場合は、縦軸を右クリック → 「軸の書式設定」 → 「境界値」「単位」で調整できます。

データラベルの表示

棒の高さや折れ線の山の数値を直接表示したいときは、データラベルを追加します。

  1. 「+」ボタン → 「データラベル」
  2. 位置(外側・中央・内側など)を選ぶ

数値が直接表示されると読み手が目盛りを読み解く必要がなくなり、プレゼンでも効果的ですよ。

配色を統一する

社内資料では、企業カラーや資料全体のトーンに合わせて配色を統一すると、プロっぽい印象になります。

グラフを選択 → 「グラフのデザイン」タブ → 「色の変更」で配色パターンを選べます。モノクロ系を選ぶと印刷資料でも見やすくなりますよ。

Excelグラフでよくあるトラブルと対処法

グラフ作成で詰まりやすいトラブルと対処法をまとめました。

トラブル原因対処法
横軸と縦軸が思った通りにならない行と列の解釈が逆「グラフのデザイン」タブ → 「行/列の切り替え」
グラフが空白で表示されるデータ範囲に空白行/列がある空白を削除するかデータ範囲を選び直す
数字が全部棒グラフになる日付が文字列として認識されているセルの書式を「日付」に変更する
2軸グラフの系列が見分けにくい両方とも同じ種類のグラフ片方を折れ線に変えて視覚的に区別する
円グラフの項目が多すぎるデータに細かい分類が多い上位5件以外は「その他」にまとめる

データを更新したらグラフの範囲がずれる

新しいデータを追加したのにグラフに反映されないときは、グラフのデータ範囲が固定されているのが原因です。

グラフを選択するとデータ範囲が青枠で表示されるので、青枠の右下をドラッグして新しいデータを含めるか、「グラフのデザイン」タブ → 「データの選択」から範囲を再指定しましょう。

TIP

データ範囲を「テーブル」として設定しておくと、データ追加時にグラフが自動で拡張されます。「挿入」タブ → 「テーブル」から変換できますよ。

まとめ

Excelグラフの作り方を棒・折れ線・円・2軸の種類別に解説しました。ポイントをおさらいしましょう。

  • 比較は棒グラフ、推移は折れ線グラフ、構成比は円グラフ、単位の違う2指標は2軸グラフで使い分ける
  • 作成の基本は「データ選択 → 挿入タブ → グラフ選択」の3ステップ
  • 2軸グラフは「複合グラフの挿入」→「ユーザー設定の複合グラフを作成」から第2軸を指定する
  • タイトル・凡例・軸ラベル・データラベルを整えると資料の印象が大きく変わる
  • 項目数が多すぎる円グラフや、範囲がずれたグラフは対処法を覚えておく

グラフは資料の主役とも言えるパーツです。種類の使い分けと書式設定を押さえるだけで、説得力のある資料が作れるようになりますよ。

Excelの基本操作から体系的に学びたい方は、新入社員が最初に覚えるべきExcelの使い方マスターガイドもあわせてチェックしてみてください。作業効率を上げたい方は、Excelショートカットキー厳選30選で時短術も身につけられますよ。

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