「ARRAYFORMULAって、なんて読むんだろう」と思った経験はありませんか。Googleスプレッドシートには多くの関数がありますが、読み方に自信がないまま使っている方は意外と多いです。
一人で作業しているぶんには問題ありません。でも会議でQUERYの読み方が出てこなかったり、チャットで関数名をカタカナで書けなかったりすると困りますよね。
この記事では、スプレッドシート関数の読み方をアルファベット順にまとめました。ExcelにはないSheets独自関数の読み方も専用セクションで解説しています。ブラウザの検索機能(Ctrl+F)で関数名を入力すれば、目的の読み方がすぐ見つかりますよ。
スプレッドシート関数の読み方を知っておくべき理由
実は、Googleは関数名の公式なカタカナ読みを統一して公表していません。そのため、人によって読み方がバラバラになりがちです。たとえばQUERYは「クエリー」と読む人もいれば「クエリ」と言う人もいます。
では、なぜ読み方を知っておくとよいのでしょうか。具体的なメリットを3つ紹介します。
- 会議やミーティングでスムーズに話せる: 「えーっと、あの…ARRAYFORMULAっていう関数」とつまずかず、「アレイフォーミュラでまとめて計算します」とサラッと言えます
- チャットやメールで正確に伝わる: カタカナで書けると、関数名を知らない相手にも読みやすいメッセージになります
- 業務の引き継ぎがラクになる: 後任者にスプレッドシートを渡すとき、口頭で関数名を伝えられると説明がスムーズです
読み方を知っているだけで、周囲とのコミュニケーションがぐっとラクになります。スプレッドシートの関数全般については、スプレッドシートのVLOOKUP関数の使い方ガイドもあわせて参考にしてください。
読み方のルール|接頭辞・接尾辞パターンで覚えるコツ
たくさんの関数を丸暗記する必要はありません。実は、関数名には共通するパターンがあります。接頭辞・接尾辞のルールを覚えておくと、初めて見る関数でも読み方を推測できます。
| パターン | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| GOOGLE- | Google連携関数 | GOOGLEFINANCE, GOOGLETRANSLATE |
| IMPORT- | 外部データ取り込み | IMPORTRANGE, IMPORTHTML, IMPORTXML |
| REGEX- | 正規表現(Regular Expression) | REGEXMATCH, REGEXEXTRACT, REGEXREPLACE |
| -IF | 単一条件で絞り込む | SUMIF, COUNTIF |
| -IFS | 複数条件で絞り込む | SUMIFS, COUNTIFS |
| V- | 縦方向(Vertical) | VLOOKUP |
| H- | 横方向(Horizontal) | HLOOKUP |
| X- | 拡張版(eXtended) | XLOOKUP, XMATCH |
| IS- | 判定する(〜かどうか) | ISBLANK, ISNUMBER, ISERROR |
たとえばVLOOKUPの「V」はVertical(垂直)の略です。縦方向に検索する関数だとわかりますよね。同じようにIMPORTRANGEは「IMPORT(取り込む)+RANGE(範囲)」の組み合わせです。別のシートから範囲を取り込む関数だと名前から推測できます。
なお、関数によっては読み方が揺れるものもあります。QUERYやFLATTENなどは複数の読み方が使われています。この記事では代表的な読み方を掲載していますが、「絶対にこれが正解」というものではない点は覚えておいてください。
Sheets独自関数の読み方一覧
ここがこの記事の核です。GoogleスプレッドシートにはExcelにない独自の関数があります。読み間違えやすいものが多いので、語源とあわせて押さえておきましょう。
GOOGLE系・IMPORT系の関数の読み方
外部サービスやWebからデータを取り込む関数のグループです。Sheetsならではの便利な関数が並びます。
| 関数名 | 読み方 | 語源・意味 |
|---|---|---|
| GOOGLEFINANCE | グーグルファイナンス | Google Finance(株価データ取得) |
| GOOGLETRANSLATE | グーグルトランスレート | Google Translate(翻訳) |
| DETECTLANGUAGE | ディテクトランゲージ | detect language(言語を検出) |
| IMPORTRANGE | インポートレンジ | import range(範囲を取り込む) |
| IMPORTDATA | インポートデータ | import data(データを取り込む) |
| IMPORTHTML | インポート エイチティーエムエル | import HTML |
| IMPORTXML | インポート エックスエムエル | import XML |
| IMPORTFEED | インポートフィード | import feed(フィードを取り込む) |
| IMAGE | イメージ | image(画像) |
GOOGLEFINANCEは「グーグルファイナンス」と読みます。株価や為替レートをリアルタイムで取得できる関数です。IMPORTRANGEは「インポートレンジ」です。「インポートランジ」と読み間違えやすいので注意してください。
配列・抽出・正規表現系の関数の読み方
スプレッドシートのデータ処理を強力にする関数のグループです。読み方が難しいものが集まっています。
| 関数名 | 読み方 | 語源・意味 |
|---|---|---|
| ARRAYFORMULA | アレイフォーミュラ | array formula(配列の数式) |
| QUERY | クエリー / クエリ | query(問い合わせ) |
| SPARKLINE | スパークライン | sparkline(小さな線グラフ) |
| FLATTEN | フラット / フラッテン | flatten(平らにする) |
| SPLIT | スプリット | split(分割する) |
| JOIN | ジョイン | join(結合する) |
| REGEXMATCH | レジェックスマッチ | regex match(正規表現の一致) |
| REGEXEXTRACT | レジェックスエクストラクト | regex extract(正規表現の抽出) |
| REGEXREPLACE | レジェックスリプレイス | regex replace(正規表現の置換) |
| SORTN | ソート エヌ | sort N(上位N件で並べ替え) |
ARRAYFORMULAは「アレイフォーミュラ」と読みます。array(配列)とformula(数式)の組み合わせです。1つの数式を範囲全体に適用できるSheets独自の関数です。
QUERYは「クエリー」または「クエリ」と読みます。SQLに似た構文でデータを抽出できる強力な関数です。SPARKLINEは「スパークライン」で、セル内に小さなグラフを表示できます。
よく使う関数の読み方と使い方リスト
読み方を覚えつつ、実際の使い方まで把握しておくと業務に直結します。以下は使用頻度が高い関数の早見表です。読み方を確認したら、リンク先で詳しい使い方もチェックしてみてください。
| 関数名 | 読み方 | 主な用途 | 詳しい使い方 |
|---|---|---|---|
| SUM | サム | 合計 | SUM関数の使い方 |
| SUMIF | サム イフ | 条件付き合計 | SUMIF関数の使い方 |
| SUMIFS | サム イフ エス | 複数条件付き合計 | SUMIFS関数の使い方 |
| COUNT | カウント | 数値の個数 | COUNT関数の使い方 |
| COUNTA | カウント エー | 空白以外の個数 | COUNTA関数の使い方 |
| COUNTIF | カウント イフ | 条件付きカウント | COUNTIF関数の使い方 |
| AVERAGE | アベレージ | 平均 | AVERAGE関数の使い方 |
| IF | イフ | 条件分岐 | IF関数の使い方 |
| IFS | イフ エス | 複数条件分岐 | IFS関数の使い方 |
| IFERROR | イフ エラー | エラー処理 | IFERROR関数の使い方 |
| VLOOKUP | ブイ ルックアップ | 縦方向の検索・照合 | VLOOKUP関数の使い方 |
| INDEX | インデックス | 行列指定で値を取得 | INDEX関数の使い方 |
| MATCH | マッチ | 値の位置を返す | MATCH関数の使い方 |
| FILTER | フィルター | 条件でデータ抽出 | FILTER関数の使い方 |
| ROUND | ラウンド | 四捨五入 | ROUND関数の使い方 |
よく間違えられる関数の読み方ランキング
会話で使うとき特に注意したい、読み方が揺れやすい関数をまとめました。Sheetsユーザーが迷いがちなものを順に紹介します。
1. ARRAYFORMULA → 「アレイフォーミュラ」
「アレーフォーミュラ」や「アレイフォーマット」と読んでしまう方がいますが、「アレイフォーミュラ」が正しい読み方です。array(配列)とformula(数式)を組み合わせた名前です。Sheetsを代表する独自関数なので、ぜひ正確に覚えておきましょう。→ ARRAYFORMULA関数の詳しい使い方はこちら
2. QUERY → 「クエリー」
「クエリィ」や「クォリー」と読む方もいますが、「クエリー」または「クエリ」が主流です。query(問い合わせ)が語源です。データベースに問い合わせるイメージの関数だと覚えると忘れにくいです。→ QUERY関数の詳しい使い方はこちら
3. IMPORTRANGE → 「インポートレンジ」
「インポートランジ」と読みがちですが、「インポートレンジ」が正確です。import(取り込む)とrange(範囲)の組み合わせです。別のスプレッドシートから範囲を取り込む関数だと名前から推測できます。→ IMPORTRANGE関数の詳しい使い方はこちら
4. VLOOKUP → 「ブイ ルックアップ」
「ブイロックアップ」や「ビールックアップ」と読んでしまう方がいますが、「ブイ ルックアップ」が正しい読み方です。V(ブイ)はVertical(縦方向)の略です。縦方向に検索する関数であることを表しています。→ VLOOKUP関数の詳しい使い方はこちら
5. SPARKLINE → 「スパークライン」
「スパークリン」や「スパークルライン」と読む方もいますが、「スパークライン」が正確です。spark(火花)とline(線)を組み合わせた言葉です。セル内に小さな折れ線グラフを表示できる関数です。→ SPARKLINE関数の詳しい使い方はこちら
A〜F の関数読み方一覧
ここからは、アルファベット順に主要な関数の読み方を一覧で紹介します。Ctrl+F(MacはCommand+F)で関数名を検索すると、目的の読み方がすぐ見つかります。
「A」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| ABS | アブソルート |
| AND | アンド |
| ARRAYFORMULA | アレイフォーミュラ |
| AVERAGE | アベレージ |
| AVERAGEA | アベレージ エー |
| AVERAGEIF | アベレージ イフ |
| AVERAGEIFS | アベレージ イフ エス |
「C」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| CEILING | シーリング |
| CHAR | キャラクター |
| CHOOSE | チューズ |
| CONCAT | コンカット |
| CONCATENATE | コンキャティネイト |
| COUNT | カウント |
| COUNTA | カウント エー |
| COUNTBLANK | カウントブランク |
| COUNTIF | カウント イフ |
| COUNTIFS | カウント イフ エス |
「D」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| DATE | デート |
| DATEDIF | デートディフ |
| DATEVALUE | デート バリュー |
| DAY | デイ |
| DAYS | デイズ |
| DETECTLANGUAGE | ディテクトランゲージ |
「E」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| EOMONTH | エンド オブ マンス |
| EVEN | イーブン |
| EXACT | イグザクト |
「F」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| FALSE | フォルス |
| FILTER | フィルター |
| FIND | ファインド |
| FLATTEN | フラット |
| FLOOR | フロア |
G〜M の関数読み方一覧
続いてG〜Mの関数です。GOOGLE系のSheets独自関数もこのグループに含まれます。
「G」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| GOOGLEFINANCE | グーグルファイナンス |
| GOOGLETRANSLATE | グーグルトランスレート |
「H」「I」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| HLOOKUP | エイチ ルックアップ |
| IF | イフ |
| IFERROR | イフ エラー |
| IFNA | イフ エヌエー |
| IFS | イフ エス |
| IMAGE | イメージ |
| IMPORTDATA | インポートデータ |
| IMPORTHTML | インポート エイチティーエムエル |
| IMPORTRANGE | インポートレンジ |
| IMPORTXML | インポート エックスエムエル |
| INDEX | インデックス |
| INDIRECT | インダイレクト |
| INT | イント |
| ISBLANK | イズ ブランク |
| ISERROR | イズ エラー |
| ISNUMBER | イズ ナンバー |
| ISTEXT | イズ テキスト |
「J」〜「M」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| JOIN | ジョイン |
| LARGE | ラージ |
| LEFT | レフト |
| LEN | レングス |
| LOWER | ロウアー |
| MATCH | マッチ |
| MAX | マックス |
| MEDIAN | メディアン |
| MID | ミッド |
| MIN | ミニマム |
| MOD | モッド |
| MONTH | マンス |
N〜Z の関数読み方一覧
最後はN〜Zの関数です。REGEX系・SORT系のSheets独自関数もこのグループに含まれます。
「N」「O」「P」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| NOT | ノット |
| NOW | ナウ |
| OR | オア |
| PRODUCT | プロダクト |
| PROPER | プロパー |
「Q」「R」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| QUERY | クエリー |
| RANK | ランク |
| REGEXEXTRACT | レジェックスエクストラクト |
| REGEXMATCH | レジェックスマッチ |
| REGEXREPLACE | レジェックスリプレイス |
| RIGHT | ライト |
| ROUND | ラウンド |
| ROUNDDOWN | ラウンドダウン |
| ROUNDUP | ラウンドアップ |
「S」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| SEQUENCE | シーケンス |
| SMALL | スモール |
| SORT | ソート |
| SORTN | ソート エヌ |
| SPARKLINE | スパークライン |
| SPLIT | スプリット |
| SUBSTITUTE | サブスティテュート |
| SUM | サム |
| SUMIF | サム イフ |
| SUMIFS | サム イフ エス |
「T」〜「Z」から始まる関数の読み方
| 関数名 | 読み方 |
|---|---|
| TEXT | テキスト |
| TEXTJOIN | テキストジョイン |
| TODAY | トゥデイ |
| TRIM | トリム |
| TRUE | トゥルー |
| UNIQUE | ユニーク |
| UPPER | アッパー |
| VALUE | バリュー |
| VLOOKUP | ブイ ルックアップ |
| XLOOKUP | エックス ルックアップ |
| XMATCH | エックス マッチ |
| YEAR | イヤー |
まとめ
スプレッドシート関数の読み方を、アルファベット順とSheets独自関数の専用セクションでまとめました。最後に大事なポイントを振り返ります。
- Googleは公式なカタカナ読みを統一していないため、読み方は揺れることがあります
- 接頭辞・接尾辞のパターン(GOOGLE-/IMPORT-/REGEX-/-IF など)を覚えると推測しやすくなります
- ARRAYFORMULA(アレイフォーミュラ)・QUERY(クエリー)・IMPORTRANGE(インポートレンジ)はSheets独自で間違えやすい関数です
会議やチャットで関数名を伝えるとき、読み方に自信があるとコミュニケーションがスムーズになります。気になる関数があったら、リンク先で詳しい使い方もチェックしてみてください。Excel版の読み方も知りたい方は、Excel関数の読み方一覧もあわせてどうぞ。
スプレッドシートの実務でよく使う関数も解説しています。検索や照合はVLOOKUP関数の使い方ガイドが便利です。動的なリスト作成はUNIQUE・SEQUENCE・SORTで動的リストを作る方法が参考になります。
