この記事ではDAX関数の関数名と説明を機能別にまとめています。
DAX関数とはMicrosoftのいくつかの製品で使用する事ができるData Analysis Expressions言語のことです。
Excelの関数とは違いますので注意してください。
Excel関数の一覧はこちらから確認する事ができます。
DAX関数一覧(機能別)
集計関数
関数 | 説明 |
---|---|
APPROXIMATEDISTINCTCOUNT | 列内に個別の値を含む行の “概数” を返します。 |
AVERAGE | 列のすべての数値の平均(算術平均)を返します。 |
AVERAGEA | 列の値の平均(算術平均)を返します。 |
AVERAGEX | テーブルに対して評価される式のセットの平均 (算術平均) を計算します。 |
COUNT | 列内にある、数値を含むセルの数をカウントします。 |
COUNTA | 列内の空ではないセルの数をカウントします。 |
COUNTAX | 式の結果をテーブルに対して評価するとき、空白以外の結果をカウントします。 |
COUNTBLANK | 1列内の空のセル数をカウントします。 |
COUNTROWS | 指定されたテーブル内、または式で定義されたテーブル内の行の数をカウントします。 |
COUNTX | テーブルに対して式を評価するときに、数値を含む行または数値に評価される式をカウントします。 |
DISTINCTCOUNT | 列の個別の値の数をカウントします。 |
DISTINCTCOUNTNOBLANK | 列の個別の値の数をカウントします。 |
MAX | 列内の、または2つのスカラー式間で最大の数値を返します。 |
MAXA | 列の最大値を返します。 |
MAXX | テーブルの行ごとに式を評価し、最大の数値を返します。 |
MIN | 列内の、または2つのスカラー式間で最小の数値を返します。 |
MINA | 論理値やテキストとして表される数値も含んだ列の最小値を返します。 |
MINX | テーブルの行ごとに式を評価した結果として得た最小の数値を返します。 |
PRODUCT | 列内の数値の積を返します。 |
PRODUCTX | テーブルの各行に評価される式の積を返します。 |
SUM | 列のすべての数値を加算します。 |
SUMX | テーブルの行ごとに評価される式の合計値を返します。 |
日付と時刻関数
関数 | 説明 |
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CALENDAR | 連続する日付のセットが含まれる、”Date” という名前の単一の列があるテーブルを返します。 |
CALENDARAUTO | 連続する日付のセットが含まれる、”Date” という名前の単一の列があるテーブルを返します。 |
DATE | 指定された日付をdatetime形式で返します。 |
DATEDIFF | 2つの日付の間にある間隔の境界数を返します。 |
DATEVALUE | テキスト形式の日付をdatetime形式の日付に変換します。 |
DAY | 1から31までの数値の、月の日付を返します。 |
EDATE | 開始日付から起算して、指定された月数だけ前または後の日付を返します。 |
EOMONTH | 指定された月数だけ前または後の月の最終日をdatetime形式で返します。 |
HOUR | 時間を0から23の数値として返します。 |
MINUTE | 日付と時刻の値が指定された場合、0から59の数値として分を返します。 |
MONTH | 月を1から12までの数値として返します。 |
NOW | 現在の日付と時刻をdatetime形式で返します。 |
QUARTER | 四半期を1から4の数値として返します。 |
SECOND | 時刻値の秒を0から59の数値として返します。 |
TIME | 数値として指定された時間、、および秒をdatetime形式の時刻に変換します。 |
TIMEVALUE | テキスト形式の時刻をdatetime形式の時刻に変換します。 |
TODAY | 現在の日付を返します。 |
UTCNOW | UTCの現在日付と時刻を返します。 |
UTCTODAY | 現在のUTCの日付を返します。 |
WEEKDAY | 日付の曜日を示す、1から7までの整数で返します。 |
WEEKNUM | return_type値に従って、指定された日付と年の週番号を返します。 |
YEAR | 1900から9999の範囲で、日付の年を4桁の整数として返します。 |
YEARFRAC | 2つの日付の間の全日数で表される、年の端数を計算します。 |
フィルター関数
関数 | 説明 |
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ALL | テーブルのすべての行、または列のすべての値を返します。 適用されている可能性があるフィルターはすべて無視されます。 |
ALLCROSSFILTERED | テーブルに適用されているすべてのフィルターをクリアします。 |
ALLEXCEPT | 指定した列に適用されているフィルターを除く、テーブル内のすべてのコンテキストフィルターを削除します。 |
ALLNOBLANKROW | リレーションシップの親テーブルから、空白行を除くすべての行、または空白行を除く列のすべての個別値を返し、存在する可能性のあるコンテキストフィルターをすべて無視します。 |
ALLSELECTED | 他のすべてのコンテキストフィルターまたは明示的なフィルターを保持しながら、 現在のクエリの列と行からコンテキストフィルターを削除します。 |
CALCULATE | 変更されたフィルターコンテキストでテーブル式を評価します。 |
CALCULATETABLE | 変更されたフィルターコンテキストでテーブル式を評価します。 |
EARLIER | 指定された列の外側の評価パスにある、指定された列の現在の値を返します。 |
EARLIEST | 指定された列の外側の評価パスにある、指定された列の現在の値を返します。 |
FILTER | 別のテーブルまたは式のサブセットを表すテーブルを返します。 |
KEEPFILTERS | CALCULATE関数またはCALCULATETABLE関数の評価中に フィルターを適用する方法を変更します。 |
LOOKUPVALUE | 検索条件で指定した条件をすべて満たす行の値を返ます。 この関数は、1つ以上の検索条件に適用できます。 |
REMOVEFILTERS | 指定されたテーブルまたは列からフィルターをクリアします。 |
SELECTEDVALUE | columnNameのコンテキストが1つの個別の値のみにフィルター処理されている場合、その値を返します。それ以外の場合、alternateResultを返します。 |
財務関数
関数 | 説明 |
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ACCRINT | 定期的に利息が支払われる証券の利回りを返します。 |
ACCRINTM | 満期に利息が支払われる証券の未払い利息を返します。 |
AMORDEGRC | 各会計期間の減価償却費を返します。AMORLINCに似ていますが、資産の耐用年数に応じて減価償却係数が適用される点が異なります。 |
AMORLINC | 各会計期間の減価償却費を返します。 |
COUPDAYBS | 利払期間の第1日目から受渡日までの日数を返します。 |
COUPDAYS | 受渡日を含む利払期間の日数を返します。 |
COUPDAYSNC | 受渡日から次の利払日までの日数を返します。 |
COUPNCD | 受渡日後の次の利払日を返します。 |
COUPNUM | 受渡日と満期日の間の利息支払回数を返します。端数が出た場合は切り上げられます。 |
COUPPCD | 受渡日直前の利払日を返します。 |
CUMIPMT | start_periodからend_periodまでの期間に、貸付金に対して支払われる利息の累計を返します。 |
CUMPRINC | start_periodからend_periodまでの期間に、貸付金に対して支払われる元金の累計を返します。 |
DB (DB) | 定率法を使用して、指定した期間における資産の減価償却費を返します。 |
DDB | 倍額定率法または指定したその他の方法を使用して、指定した期間における資産の減価償却費を返します。 |
DISC | 証に対する割引率を返します。 |
DOLLARDE | 整数部と小数部からなるドル価格を10進数で表されるドル価格に変換します。 |
DOLLARFR | 整数部と小数部からなるドル価格を10進数で表されるドル価格に変換します。 |
DURATION | 額面値が100ドルであると仮定した場合のマコーレー デュレーションを返します。 |
EFFECT | 年間名目金利と年あたりの複利計算期間数を考慮して、年間有効金利を返します。 |
FV | 一定の利率に基づいて、投資の将来価値を計算します。 |
INTRATE | 全額投資された証券の利率を返します。 |
IPMT | 一定利率の支払いが定期的に行われる場合の、投資期間内の指定された期に支払われる利息を返します。 |
ISPMT | 元金均等払いで、ローン (または投資) の指定された期に支払う (または受け取る) 利息を計算します。 |
MDURATION | 額面価格を100ドルと仮定した証券の修正されたマコーレー デュレーションを返します。 |
NOMINAL | 実効金利と年あたりの複利計算期間数を考慮して、年間名目金利を返します。 |
NPER | 定期的な固定支払と固定金利に基づき、ある投資に対して期間数を返します。 |
ODDFPRICE | 最初の期間が奇数の (短期または長期) 証券に対して、額面100ドルあたりの価格を返します。 |
ODDFYIELD | 最初の期間が奇数の (短期または長期) 証券の利回りを返します。 |
ODDLPRICE | 最後の払期間が奇数の (短期または長期) 証券に対して、額面100ドルあたりの価格を返します。 |
ODDLYIELD | 最後の期間が奇数の (短期または長期) 証券の利回りを返します。 |
PDURATION | 投資が指定された値に到達するまでに必要な期間数を返します。 |
PMT | 定額支払いと一定金利に基づいてローンの支払額を算出します。 |
PPMT | 定期的な定額支払いと一定金利に基づいて、投資の特定の期間の元本の支払いを返します。 |
PRICE | 定期的に利息が支払われる証券の額面100ドルあたりの価格を返します。 |
PRICEDISC | 割引債の額面100ドルあたりの価格を返します。 |
PRICEMAT | 満期日に利息が支払われる証券の額面100ドルあたりの価格を返します。 |
PV | 一定の金利に基づいて、ローンまたは投資の現在価値を計算します。 |
RATE | 年金の1期間あたりの利率を返します。 |
RECEIVED | 全額投資された証券に対して、満期日に支払われる金額を返します。 |
RRI | 投資の増額に相当する利率を返します。 |
SLN | 1つの期間の、資産の定額減価償却費を返します。 |
SYD | 指定された期間の、級数法での資産の減価償却費を返します。 |
TBILLEQ | 短期国債の債券換算利回りを返します。 |
TBILLPRICE | 短期国債の額面100ドルあたりの価格を返します。 |
TBILLYIELD | 短国債の利回りを返します。 |
VDB | 倍額定率法または指定された方法で、特定の期間における資産の減価償却費を返します。 |
XIRR | キャッシュフローのスケジュールに対する内部利益率を返します。 |
XNPV | キャッシュフローのスケジュールに対する現在価値を返します。 |
YIELD | 定期的に利息が支払われる証券の利回りを返します。 |
YIELDDISC | 割引債の年利回りを返します。 |
YIELDMAT | 満期日に利息が支払われる証券の年利回りを返します。 |
情報関数
関数 | 説明 |
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CONTAINS | 参照しているすべての列に値が存在するか、それらの列に含まれている場合、TRUEを返します。それ以外の場合、関数はFALSEを返します。 |
CONTAINSROW | 値の行が存在するかテーブルに含まれている場合はTRUEを返し、そうでない場合はFALSEを返します。 |
CONTAINSSTRING | TRUEまたはFALSEを返し、1つの文字列に別の文字列が含まれているかどうかを示します。 |
CONTAINSSTRINGEXACT | TRUEまたはFALSEを返し、1つの文字列に別の文字列が含まれているかどうかを示します。 |
CUSTOMDATA | 接続文字列のCustomDataプロパティの内容を返します。 |
HASONEFILTER | columnNameで直接フィルター処理された値の数が1である場合にTRUEを返します。それ以外の場合はFALSEを返します。 |
HASONEVALUE | columnNameのコンテキストが1つの個別の値のみにフィルター処理されている場合、TRUEを返します。それ以外の場合は、FALSEを返します。 |
ISAFTER | Start At 句の動作をエミュレートし、すべての条件パラメーターを満たす行に対してTRUEを返すブール関数。 |
ISBLANK | セルの内容が空白であるかどうかをチェックし、TRUEまたはFALSEを返します。 |
ISCROSSFILTERED | columnNameまたは同じテーブルや関連テーブル内の別の列がフィルター処理されている場合、TRUEを返します。 |
ISEMPY | テーブルが空かどうかを調べます。 |
ISERROR | セルの内容がエラー値であるかどうかをチェックし、TRUEまたはFALSEを返します。 |
ISEVEN | 数値が偶数の場合はTRUEを返し、数値が奇数の場合はFALSEを返します。 |
ISFILTERED | columnNameが直接フィルター処理されている場合、TRUEを返します。 |
ISINSCOPE | 指定した列がレベルの階層においてそのレベルである場合はTRUEを返します。 |
ISLOGICAL | セルの内容が論理値 (TRUEまたはFALSE) の場合にTRUEを返します。 |
ISNONTEXT | 値が文字列以外 (空白セルは文字列ではありません) であるかどうかを調べ、TRUEまたはFALSEを返します。 |
ISNUMBER | 値が数値かどうかをチェックし、TRUEまたはFALSEを返します。 |
ISODD | 数値が奇数の場合はTRUE、偶数の場合はFALSEを返します。 |
ISONORAFTER | Start At 句の動作をエミュレートし、すべての条件パラメーターを満たす行に対してTRUEを返すブール関数。 |
ISSELECTEDMEASURE | メジャーのリストに指定されているメジャーの1つである、コンテキスト内のメジャーを決定するために、計算アイテムの式によって使用されます。 |
ISSUBTOTAL | SUMMARIZE式で別の列を作成します。この式は、引数として指定された列の小計値が行に含まれる場合はTrueを返し、それ以外の場合はFALSEを返します。 |
ISTEXT | 値が文字列であるかどうかを確認し、TRUEまたはFALSEを返します。 |
NONVISUAL | SUMMARIZECOLUMNS式の値フィルターを、非ビジュアルとしてマークします。 |
SELECTEDMEASURE | コンテキスト内のメジャーを参照するために、式で計算項目に使用されます。 |
SELECTEDMEASUREFORMATSTRING | コンテキスト内のメジャーの書式文字列を取得するために、式で計算項目に使用されます。 |
SELECTEDMEASURENAME | 名前を指定してコンテキスト内のメジャーを調べるために、計算項目の式に使用されます |
USERNAME | 接続時にシステムに指定された資格情報からドメイン名とユーザー名を返します。 |
USEROBJECTID | 現在のユーザーのオブジェクトIDまたはSIDを返します。 |
USERPRINCIPALNAME | ユーザープリンシパル名を返します。 |
論理関数
関数 | 説明 |
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AND | 両方の引数がTRUEかどうかをチェックし、両方の引数がTRUEの場合にはTRUEを返します。 |
BITAND | 2つの数値のビットごとの ‘AND’ を返します。 |
BITLSHIFT | 指定したビット数だけ左にシフトした数値を返します。 |
BITOR | 2つの数値のビットごとの ‘OR’ を返します。 |
BITRSHIFT | 指定したビット数だけ右にシフトした数値を返します。 |
BITXOR | 2つの数値のビットごとの ‘XOR’ を返します。 |
COALESCE | 空白として評価されない最初の式を返します。 |
FALSE | 論理値FALSEを返します。 |
IF | 条件をチェックしTRUEの場合は1つの値を返します。それ以外の場合は、2つめの値を返します。 |
IF.EAGER | 条件をチェックしTRUEの場合は1つの値を返します。それ以外の場合は、2つめの値を返します。 条件式に関係なく、常に分岐式を実行するeager実行プランが使用されます。 |
IFERROR | 式を評価し、式からエラーが返された場合は、指定した値を返します。 |
NOT | FALSEをTRUEに、またはTRUEをFALSEに変更します。 |
OR | TRUEを返すために、いずれかの引数がTRUEであるかどうかを確認します。 |
SWITCH | 値のリストに対して式を評価し、考えられる複数の結果式のいずれかを返します。 |
TRUE | 論理値TRUEを返します。 |
数学関数と三角関数
関数 | 説明 |
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ABS | 数値の絶対値を返します。 |
ACOS | 数値のアークコサイン (逆余弦) を返します。 |
ACOSH | 数値の双曲線逆余弦を返します。 |
ACOT | 数値のアークコタンジェント (逆余接) を返します。 |
ACOTH | 数値の逆双曲線余接を返します。 |
ASIN | 数値のアークサイン (逆正弦) を返します。 |
ASINH | 数値の双曲線逆正弦を返します。 |
ATAN | 数値のアークタンジェント (逆正接) を返します。 |
ATANH | 数値の逆双曲線正接を返します。 |
CEILING | 最も近い整数または最も近い基準値の倍数に数値を切り上げます。 |
CONVERT | あるデータ型の式を別のデータ型に変換します。 |
COS | 指定した角度のコサインを返します。 |
COSH | 数値の双曲線コサインを返します。 |
COT | ラジアン単位で指定された角度のコタンジェントを返します。 |
COTH | 双曲角度の双曲線余接を返します。 |
CURRENCY | 引数を評価し、結果を通貨データ型として返します。 |
DEGREES | ラジアンを度に変換します。 |
DIVIDE | 除算を実行し、0による除算の別の結果または BLANK() を返します。 |
EVEN | 最も近い偶数に切り上げた数値を返します。 |
EXP | 指定された数値を指数とするeの累乗値を返します。 |
FACT | 数値の階乗 (1 * 2 * 3 * … * 指定された数値) を返します。 |
FLOOR | 最も近い基準値の倍数に数値を切り捨てます。 |
GCD | 2つ以上の整数の最大公約数を返します。 |
INT | 最も近い整数に数値を切り捨てます。 |
ISO.CEILING | 最も近い整数または最も近い基準値の倍数に数値を切り上げます。 |
LCM | 整数の最小公倍数を返します。 |
LN | 数値の自然対数を返します。 |
LOG | 指定された数を底とする数値の対数を返します。 |
LOG10 | 数値の10を底とする対数を返します。 |
MROUND | 目的の倍数に丸められた数値を返します。 |
ODD | 最も近い奇数に切り上げられた数値を返します。 |
PI | 円周率π (3.14159265358979) の値を15桁の精度で返します。 |
POWER | 数値を累乗した結果を返します。 |
QUOTIENT | 除算を実行し、除算結果の整数部分のみを返します。 |
RADIANS | 角度をラジアンに変換します。 |
RAND | 0以上1未満の均等に分散された乱数を返します。 |
RANDBETWEEN | 指定された2つの数値範囲内の数を返します。 |
ROUND | 数値を指定した桁数に丸めます。 |
ROUNDDOWN | 数値を切り捨ててゼロにします。 |
ROUNDUP | 数値を切り上げます。 |
SIGN | 数値、計算結果、列の値の正負を調べます。 |
SIN | 指定された角度のサインの値を返します。 |
SINH | 数値の双曲線サインを返します。 |
SQRT | 数値の平方根を返します。 |
SQRTPI | (数値 * pi) の平方根を返します。 |
TAN | 指定された角度のタンジェントの値を返します。 |
TANH | 数値の双曲タンジェントを返します。 |
TRUNC | 数値の小数または小数部を切り捨てて、数値を整数に変換します。 |
その他の関数
関数 | 説明 |
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BLANK | 空白を返します。 |
ERROR | エラーを発生させ、エラーメッセージを生成します。 |
親関数と子関数
関数 | 説明 |
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PATH | 現在の識別子のすべての親の識別子を含む区切りテキスト文字列を返します。 |
PATHCONTAINS | 指定されたpath内に指定されたitemが存在する場合にTRUEを返します。 |
PATHITEM | PATH関数の評価によって得られた文字列から、指定したpositionにある項目を返します。 |
PATHITEMREVERSE | PATH関数の評価によって得られた文字列から、指定したpositionにある項目を返します。 |
PATHLENGTH | 取得したPATHの結果内の指定された項目までの、自身を含めた親の数を返します。 |
リレーションシップ関数
関数 | 説明 |
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CROSSFILTER | 2つの列の間に存在するリレーションシップの計算で使用される、クロスフィルター処理の方向を指定します。 |
RELATED | 別のテーブルから関連する値を返します。 |
RELATEDTABLE | 指定されたフィルターによって変更されるコンテキストでテーブル式を評価します。 |
USERELATIONSHIP | columnName1とcolumnName2の間に存在するリレーションシップとして特定の計算で使用するリレーションシップを指定します。 |
統計関数
関数 | 説明 |
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BETA.DIST | ベータ分布を返します。 |
BETA.INV | ベータ累積確率密度関数 (BETA.DIST) の逆関数を返します。 |
CHISQ.DIST | カイ2乗分布を返します。 |
CHISQ.DIST.RT | カイ2乗分布の右側確率を返します。 |
CHISQ.INV | カイ2乗分布の左側確率の逆関数の値を返します。 |
CHISQ.INV.RT | カイ2乗分布の右側確率の逆関数の値を返します。 |
COMBIN | 指定された項目数の組み合わせの数を返します。 |
COMBINA | 指定された項目数の組み合わせ (重複あり) の数を返します。 |
CONFIDENCE.NORM | 信頼区間とは値の範囲です。 |
CONFIDENCE.T | 学生のT分布を使用して、母集団の平均に対する信頼区間を返します。 |
EXPON.DIST | 指数分布を返します。 |
GEOMEAN | 列の数値の幾何平均を返します。 |
GEOMEANX | テーブルの行ごとに評価される式の幾何平均を返します。 |
MEDIAN | 列の数値の中央値を返します。 |
MEDIANX | テーブルの行ごとに評価される式の中央値を返します。 |
NORM.DIST | 指定された平均と標準偏差の正規分布を返します。 |
NORM.INV | 指定された平均と標準偏差の正規累積分布の逆数。 |
NORM.S.DIST | 標準正規分布 (平均が0で、標準偏差が1) を返します。 |
NORM.S.INV | 標準正規累積分布の逆数を返します。 |
PERCENTLE.EXC | 範囲内のk番目の百分位の値を返します。 ここで、kは0から1 (0と1を含まない) の範囲内にあります。 |
PERCENTILE.INC | 範囲内のk番目の百分位の値を返します。 ここで、kは0から1 (0と1を含める) の範囲内にあります。 |
PERCENTILEX.EXC | テーブルの行ごとに評価される式の百分位数を返します。 |
PERCENTILEX.INC | テーブルの行ごとに評価される式の百分位数を返します。 |
PERMUT | 指定された数の対象から、指定された数だけ抜き取る場合の順列の数を返します。 |
POISSON.DIST | ポワソン分布を返します。 |
RANK.EQ | 数値のリストにおける数値のランク付けを返します。 |
RANKX | table引数の行別に数値の一覧で数値のランキングを返します。 |
SAMPLE | 指定のテーブルからN行のサンプルが返されます。 |
STDEV.P | 母集団全体の標準偏差を返します。 |
STDEV.S | サンプル母集団の標準偏差を返します。 |
STDEVX.P | 母集団全体の標準偏差を返します。 |
STDEVX.S | サンプル母集団の標準偏差を返します。 |
T.DIST | 学生の左片側t分布を返します。 |
T.DIST.2T | 学生の両側t分布を返します。 |
T.DIST.RT | 学生の右片側t分布を返します。 |
T.INV | 学生の左片側t分布の逆数を返します。 |
T.INV.2t | 学生のt-分布の両側逆関数を返します。 |
VAR.P | 母集団全体の分散を返します。 |
VAR.S | サンプル母集団の分散を返します。 |
VARX.P | 母集団全体の分散を返します。 |
VARX.S | サンプル母集団の分散を返します。 |
テーブル操作関数
関数 | 説明 |
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ADDCOLUMNS | 指定されたテーブルまたはテーブル式に計算列を追加します。 |
ADDMISSINGITEMS | 複数の列から項目の組み合わせをテーブルに追加します (存在しない場合)。 |
CROSSJOIN | 引数内のすべてのテーブルのすべての行のデカルト積を含むテーブルを返します。 |
CURRENTGROUP | GROUPBY式のtable引数から行のセットを返します。 |
DATATABLE | データ値のインラインセットを宣言するためのメカニズムを提供します。 |
DETAILROWS | メジャーについて定義された詳細行の式を評価して、そのデータを返します。 |
DISTINCT列 | 指定された列の個別の値を含む1列のテーブルを返します。 |
DISTINCTテーブル | 別のテーブルまたは式から重複する行を削除して、テーブルを返します。 |
EXCEPT | あるテーブルの中で、もう1つのテーブルに出現しない行を返します。 |
FILTERS | columnNameにフィルターとして直接適用される値のテーブルを返します。 |
GENERATE | table1の各行の間のデカルト積を含むテーブルと、table1の現在の行のコンテキストでtable2を評価した結果であるテーブルを返します。 |
GENERATEALL | table1の各行の間のデカルト積を含むテーブルと、table1の現在の行のコンテキストでtable2を評価した結果であるテーブルを返します。 |
GENERATESERIES | 等差級数の値を含む単一列テーブルを返します。 |
GROUPBY | SUMMARIZE関数と似ていますが、GROUPBYでは、追加する拡張列に対して暗黙的なCALCULATEが実行されません。 |
IGNORE | 空白またはNULLの評価から特定の式を省略することで、SUMMARIZECOLUMNSを変更します。 |
INTERSECT | 2つのテーブルの行の積集合を返します。重複部分は保持します。 |
NATURALINNERJOIN | あるテーブルと別のテーブルとの内部結合を実行します。 |
NATURALLEFTOUTERJOIN | あるテーブルと別のテーブルとの内部結合を実行します。 |
ROLLUP | groupBy_columnNameパラメーターによって定義された列の結果にロールアップ行を追加することで、SUMMARIZEの動作を変更します。 |
ROLLUPADDISSUBTOTAL | groupBy_columnName列に基づいてロールアップ行または小計行を結果に追加することで、SUMMARIZECOLUMNSの動作を変更します。 |
ROLLUPISSUBTOTAL | ロールアップグループを、ADDMISSINGITEMS式内のROLLUPADDISSUBTOTALによって追加された列とペアリングします。 |
ROLLUPGROUP | groupBy_columnNameパラメーターによって定義された列の結果にロールアップ行を追加することで、SUMMARIZEおよびSUMMARIZECOLUMNSの動作を変更します。 |
ROW | 1行のテーブルが返されます。このテーブルには、各列に与えられる式の結果として生成された値が含まれます。 |
SELECTCOLUMNS | 指定されたテーブルまたはテーブル式に計列を追加します。 |
SUBSTITUTEWITHINDEX | 引数として指定された2つのテーブルの左側の準順結合を表すテーブルを返します。 |
SUMMARIZE | グループのセットについて要求された合計のサマリーテーブルを返します。 |
SUMMARIZECOLUMNS | グループのセットに対するサマリーテーブルを返します。 |
テーブルコンストラクター | 1つ以上の列からなるテーブルを返します。 |
TOPN | 指定のテーブルの上位N行を返します。 |
TREATAS | テーブル式の結果を、関連付けられていないテーブルの列にフィルターとして適用します。 |
UNION | テーブルのペアから和集合 (結合) テーブルを作成します。 |
VALUES | 指定されたテーブルまたは列の個別の値を含む1列のテーブルを返します。 |
文字列関数
関数 | 説明 |
---|---|
COMBINEVALUES | 2つ以上のテキスト文字列を結合して1つのテキスト文字列にまとめます。 |
CONCATENATE | 2つの文字列を結合して1つの文字列にまとめます。 |
CONCATENATEX | テーブルの行ごとに評価される式の結果を連結します。 |
EXACT | 2つのテキスト文字列を比較し、まったく同じである場合はTRUEを返し、そうでない場合はFALSEを返します。 |
FIND | 文字列が他の文字列内で最初に現れる位置を検索します。 |
FIXED | 指定された小数点以下の桁数に数値を丸め、その結果をテキストとして返します。 |
FORMAT | 指定した書式に従って、値をテキストに変換します。 |
LEFT | テキスト文字列の先頭から指定された数の文字を返します。 |
LEN | テキスト文字列の長さ (文字数) を返します。 |
LOWER | テキスト文字列に含まれる英字をすべて小文字に変換します。 |
MID | テキスト文字列の指定された位置から指定された長さの文字列を取り出して返します。 |
REPLACE | REPLACEでは、指定した文字数に基づいて、テキスト文字列の一部が別のテキスト文字列に置き換えられます。 |
REPT | テキストを指定された回数繰り返します。 |
RIGHT | RIGHTでは、指定した文字数に基づいて、テキスト文字列内の最後の1文字または複数文字が返されます。 |
SEARCH | 特定の文字またはテキスト文字列が最初に見つかった文字の番号を返します(左から右へ読み取ります)。 |
SUBSTITUTE | テキスト文字列内の既存のテキストを新しいテキストに置き換えます。 |
TRIM | 単語間の1つのスペースを除くすべてのスペースをテキストから削除します。 |
UNICHAR | 数値によって参照されているUnicode文字を返します。 |
UNICODE | テキスト文字列の最初の文字に対応する数値コードを返します。 |
UPPER | テキスト文字列をすべて大文字に変換します。 |
VALUE | 数値を表すテキスト文字列を数値に変換します。 |
タイムインテリジェンス関数
関数 | 説明 |
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CLOSINGBALANCEMONTH | 現在のコンテキストにおける月の最後の日付で式を評価します。 |
CLOSINGBALANCEQUARTER | 現在のコンテキストにおける四半期の最後の日付で式を評価します。 |
CLOSINGBALANCEYEAR | 現在のコンテキストにおける年の最後の日付で式を評価します。 |
DATEADD | 現在のコンテキストの日付から、指定された間隔数だけ時間を前後にシフトした日付の列を含むテーブルを返します。 |
DATESBETWEEN | 指定された開始日から始まり、指定された終了日まで続く日付の列が含まれるテーブルを返します。 |
DATESINPERIOD | 指定された開始日で始まり、指定された数と種類の日付間隔で継続する日付の列を含むテーブルを返します。 |
DATESMTD | 現在のコンテキストにおける月度累計の日付の列を含むテーブルを返します。 |
DATESQTD | 現在のコンテキストで、現在までの四半期の日付の列を含むテーブルを返します。 |
DATESYTD | 現在のコンテキストにおける年度累計の日付の列を含むテーブルを返します。 |
ENDOFMONTH | 指定された日付列について、現在のコンテキストにおける月の最後の日付を返します。 |
ENDOFQUARTER | 指定された日付列について、現在のコンテキストにおける四半期の最後の日付を返します。 |
ENDOFYEAR | 指定された日付列について、現在のコンテキストにおける年の最後の日付を返します。 |
FIRSTDATE | 指定された日付列について、現在のコンテキストにおける最初の日付を返します。 |
FIRSTNONBLANK | 式が空白ではない、現在のコンテキストでフィルター処理された列の最初の値を返します。 |
LASTDATE | 指定された日付列の現在のコンテキストにおける最終日付を返します。 |
LASTNONBLANK | 式が空白ではない、現在のコンテキストでフィルター処理された列の最後の値を返します。 |
NEXTDAY | 現在のコンテキストで、日付列に指定された最初の日付に基づいて、次の日からすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
NEXTMONTH | 現在のコンテキストで、日付列の最初の日付に基づいて、その翌月のすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
NEXTQUARTER | 現在のコンテキストで、日付列に指定された最初の日付に基づいて、次の四半期のすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
NEXTYEAR | 現在のコンテキストで、日付列の最初の日付に基づいて、その翌年のすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
OPENINGBALANCEMONTH | 現在のコンテキストにおける月の最初の日付で式を評価します。 |
OPENINGBALANCEQUARTER | 現在のコンテキストにおける四半期の最初の日付で式を評価します。 |
OPENINGBALANCEYEAR | 現在のコンテキストにおける年の最初の日付で式を評価します。 |
PARALLELPERIOD | 現在のコンテキストで、指定された日付列の日付と並列した期間を表す日付の列を含むテーブルを返します。日付は一定の間隔数だけシフトされ、時間が進められるか戻されます。 |
PREVIOUSDAY | 現在のコンテキストで、日付内の最初の日付の前日を表すすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
PREVIOUSMONTH | 現在のコンテキストで、日付列内の最初の日付に基づいて、前の月のすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
PREVIOUSQUARTER | 現在のコンテキストで、日付列内の最初の日付に基づいて、前の四半期のすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
PREVIOUSYEAR | 現在のコンテキストで、日付列内の最後の日付に基づいて、前年のすべての日付の列を含むテーブルを返します。 |
SAMEPERIODLASTYEAR | 現在のコンテキストで、指定された日付列の日付から1年前にシフトした日付の列を含むテーブルを返します。 |
STARTOFMONTH | 指定された日付列について、現在のコンテキストにおける月の最初の日付を返します。 |
STARTOFQUARTER | 指定された日付列について、現在のコンテキストにおける四半期の最初の日付を返します。 |
STARTOFYEAR | 指定の日付列に対して、現在のコンテキストにおける年の最初の日付を返します。 |
TOTALMTD | 現在のコンテキストにおける月度累計の式の値を評価します。 |
TOTALQTD | 現在のコンテキストにおける四半期累計の日付の式の値を評価します。 |
TOTALYTD | 現在のコンテキストにおける式の年度累計値を評価します。 |
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