この記事ではLOGEST関数について解説しています。
- 回帰指数曲線の係数を求めたい
「Excel関数?」「聞いた事あるけど何か知らないな?」という方は、こちらの記事でエクセル関数について解説していますので先に確認して頂くと理解しやすいと思います。
LOGEST関数とは?
LOGEST関数の読み方
読み方は「ログ エスティメーション関数」です。
LOGEST関数で出来ること
LOGEST関数ではデータに適合する指数曲線を計算し、曲線を記述する値の配列を返す事ができます。
配列を返す為、この関数は配列数式として入力する必要がありますので注意しましょう。
配列数式を入力する際、最新のMicrosoft365を使用している場合以外を除いてCtrl + Shift + Enterを押す必要があります。
LOGEST関数の使い方
まずはLOGEST関数の式をチェックしましょう。
LOGEST関数の引数は4つありますが、必ず指定しなければいけない引数は1つだけです。
引数:既知のy
「既知のy」には既知のyの値を指定します。
既知のyは既にわかっているyの値の系列であり「y = b*m^x」という関係が成り立ちます。
引数:既知のx ※省略可
「既知のx」には既知のxの値を指定します。
y = b*m^x の関係で既知かもしれない x 値のセット。
省略した場合は「既知のy」と同じサイズの{1,2,3…}という配列を指定したと見なされます。
引数:定数 ※省略可
「定数」には定数bを1にするかどうかを論理値で指定することが出来ます。
TRUEを設定した場合はbの値も計算され、FALSEを指定するとbの値が1に設定され「y = m^x」となるようにmの値が調整されます。
省略した場合はTRUEを指定した時と同じ計算がされます。
引数:補正 ※省略可
「補正」には回帰直線の補正項を追加情報として返すかどうかを論理値で指定することができます。
TRUE を指定すると回帰指数曲線の補正項が追加情報として返され、
FALSEを指定するか省略するとm係数と定数bのみが返されます。
LOGEST関数の使用例
セル参照を使って別のセルの値を指定する
=LOGEST(B2:10,A2:10,TRUE,FALSE)
まとめ
関数一覧
ましゅかぶろぐではExcel関数の一覧を3パターンご用意しています。
用途に合わせてお使いください。
各一覧の文字色が青くなっている関数はクリックすると解説ページを開くことができます。
エラー値についてのまとめ記事
関数でエラーが発生した際に表示される、エラーの種類を以下の記事でまとめています。
コメント