この記事ではPRODUCT関数について解説しています。
- Excelで掛け算を使いたい人
- 「 * 」を使わずに掛け算する方法を探している人
- 大量の数値やセルを掛け算したい人
PRODUCT(ぷろだくと)関数とは?
PRODUCT関数では指定した数値の掛け算を行う事が出来ます。
関数を使わなくても「*」を使用し =4 * 7 のようにセルに入力する事で掛け算をする事が可能です。
それなら使い道が無いのでは?と思われがちですが、範囲内の数値を全て掛け算したりするようなケースで有用です。
例えばセルA1からセルA5に入力されている数値を全て掛け算する計算を、関数を使用する場合としない場合で比較してみましょう。
「 * 」を使用して計算した場合
=A1*A2*A3*A4*A5
PRODUCT関数を使用して計算した場合
=PRODUCT(A1:A5)
関数を使用した方が明らかにすっきりしていますね。
今回は掛け算するセルが5つだけでしたが、数が増えるとさらに差が広がります。
セル参照が多くなると、計算に必要なセルの一部が抜けていても気づかないケースもありますので注意が必要です。
計算を間違えないようにする為にも多くの数値を掛け算をする時はPRODUCT関数を使い、それ以外の場合は関数を使わないといった使い分けをすると良いでしょう。
PRODUCT関数の使い方
PRODUCT関数の使い方と具体的な使用例を確認しましょう。
=PRODUCT( 数値1 , [数値2] , … )
数値1の引数は必ず入力する必要がありますが、数値2からは任意での設定になります。
必要ない場合は記述しなくも問題ありませんので計算したい内容に合わせて引数を増やしましょう。
引数を2つ以上渡す場合は引数と引数の間に( , )コンマを入力する必要がありますので気をつけてください。
引数が1つだけの場合はコンマは不要です。
実際に関数を使うには?
セルに関数を入力するには二つの方法があります。
別の記事で解説していますので、関数の入力方法が分からない方はこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
PRODUCT関数は使う場面が限られますが、適所で使用するとメンテナンスが非常に楽になります。
関数を使わずに一つずつ掛け算しているファイルを見た事がありますが、メンテナンスもあっているか確認するのも大変そうでした。
複数のセルや数値を乗算するなら是非使ってみましょう。
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