この記事ではTEXTSPLIT関数について解説しています。
- テキストを指定した区切り記号で分割したい
「Excel関数?」「聞いた事あるけど何か知らないな?」という方は、こちらの記事でエクセル関数について解説していますので先に確認して頂くと理解しやすいと思います。
TEXTSPLIT関数とは?
TEXTSPLIT関数の読み方
読み方は「テキスト スプリット関数」です。
TEXTSPLIT関数で出来ること
TEXTSPLIT関数では文字列を指定した記号で分割する事ができます。
TEXTSPLIT関数の使い方
まずはTEXTSPLIT関数の式をチェックしましょう。
※[]内の引数は省略する事が出来ます。
TEXTSPLIT関数の引数は6個ありますが、必ず指定しなければいけないのは2つだけです。
引数:文字列
「文字列」には分割したい文字列を指定します。
引数:列の分割記号
「列の分割記号」には文字列を分割するポイントをテキストで指定します。
例えばCSVファイルから取得した「a,b,c」のようにコンマで区切られた文字列を分割する場合は、
この引数にコンマを指定します。
指定する際はコンマ( , )の前後にダブルクォーテーション( ” )を付けて「”,”」のように指定します。
引数:行の分割記号 ※省略可
「行の分割記号」には返される配列を改行するポイントを指定する事ができます。
例えば「a,b,c,d,e,f」という文字列を「c」と「d」の間で分けて2行で返したい場合、
「a,b,c|d,e,f」のように記号を変更しておき、「行の分割記号」にバーティカルバー( | )を指定する事で、2行に分けて返されるようになります。
引数:無視 ※省略可
「無視」には区切り記号が連続した場合に、空のセルを作成するかどうかを指定する事ができます。
無視 | 動作 |
---|---|
FALSE または 0(省略時) | 空のセルを含める |
TRUE または 1 | 空のセルを無視する |
区切り記号が連続する=中身が無いという事になりますので、行列数を維持する必要がなければTRUEを指定しても良いですね。
ただしTRUEを指定した場合は元のテキスト位置からずれてしまいますので、データベースから出力したデータを扱う時は注意が必要です。
引数:一致モード ※省略可
「一致モード」には区切り記号に指定した文字列を検索する際に、大文字と小文字を区別するかどうかを指定する事ができます。
検索方法 | 動作 |
---|---|
FALSE または 0 | 大文字と小文字を区別する |
TRUE または 1 | 大文字と小文字を区別しない |
引数:代替文字列 ※省略可
「代替文字列」にはセルが空だった場合に代わりに表示する文字列を指定することができます。
省略した場合は「#N/A」が表示されます。
「エラーが返ってくるとデータが見辛い」と思ったり、「データなしが入力されると資料にそのまま使える」等あればこの引数に希望の文字列を指定しましょう。
TEXTSPLIT関数の使用例
関数内に値を入力して指定する
=TEXTSPLIT(“ま,しゅ|か,ぶ|ろ,ぐ”,”,”,”|”)
セル参照を使って別のセルの値を指定する
=TEXTSPLIT(A1,C1,D1)
まとめ
関数一覧
ましゅかぶろぐではExcel関数の一覧を3パターンご用意しています。
用途に合わせてお使いください。
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エラー値についてのまとめ記事
関数でエラーが発生した際に表示される、エラーの種類を以下の記事でまとめています。
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