【Excel】CONVERT関数で数値の単位を別の単位に変換する

この記事ではCONVERT関数について解説しています。

この記事は次のような人におすすめ

数値の単位を別の単位に変換したい

「Excel関数？」「聞いた事あるけど何か知らないな？」という方は、こちらの記事でエクセル関数について解説していますので先に確認して頂くと理解しやすいと思います。

CONVERT（コンバート）関数とは？
CONVERT関数の使い方
CONVERT関数で使用出来る単位
CONVERT関数の使用例
1. 関数に直接数値を入力する
2. セル参照を使用する
まとめ
1. 関数一覧
2. エラー値についてのまとめ記事

CONVERT（コンバート）関数とは？

CONVERT関数では指定した数値の単位を別の単位に変換することができます。

例えば100年を日数にする時も計算する必要はなく、CONVERT関数を使って変換する事ができます。

変換出来る単位も131種類あり、よく使用するものからやや専門的な単位まで幅広く使用する事ができます。

使用出来る単位は後述していますのでそちらでご確認ください。

CONVERT関数の使い方

まずはCONVERT関数の式をチェックしましょう。

構文

=CONVERT( 数値 , 変換前単位 , 変換後単位 )

CONVERT関数の引数は3つあり、必ず全て指定する必要があります。

引数：数値

「数値」には単位を変換したい値を指定します。

直接関数に入力するかセル参照を使って指定しましょう。

引数：変換前単位

「変換前単位」には変換する前の単位を指定します。

変換に使用する単位の一覧は後述していますのでそちらをご確認ください。

例えばメートルからヤードに変更する場合は”m”を指定します。

引数：変換後単位

「変換後単位」には変換したい単位を指定します。

例えばメートルからヤードに変更する場合は”yd”を指定します。

CONVERT関数で使用出来る単位

CONVERT関数で変換出来る単位は131種類あります。

目的の単位を見つけるのが面倒な場合は Ctrl + F で文字検索するのがおすすめです。

重量	単位
グラム	“g”
スラグ	“sg”
ポンド	“lbm”
U （原始質量単位）	“u”
オンス	“ozm”
グレイン	“grain”
ショート（米国）ハンドレッドウェイト	“cwt” or “shweight”
ロング（英国）ハンドレッドウェイト	“uk_cwt” or “lcwt”
ストーン	“stone”
トン	“ton”
英国トン	“uk_ton” or “LTON”

時間	単位
年	“yr”
日	“day” or “d”
時	“hr”
分	“mn” or “min”
秒	“sec” or “s”

物理的な力	単位
ニュートン	“N”
ダイン	“dyn” or “dy”
ポンドフォース	“lbf”
ポンド	“pond”

仕事率	単位
英馬力	“HP” or “h”
仏馬力	“PS”
ワット	“W” or “w”

温度	単位
摂氏	“C” or “cel”
華氏	“F” or “fah”
絶対温度	“K” or “kel”
ランキン度	“Rank”
レオミュール度	“Reau”

領域	単位
国際エーカー	“uk_acre”
米国測量/法定エーカー	“us_acre”
平方オングストローム	“ang2” or “ang^2”
アール	“ar”
平方フィート	“ft2” or “ft^2”
ヘクタール	“ha”
平方インチ	“in2” or “in^2”
平方光年	“ly2” or “ly^2”
平方メートル	“m2” or “m^2”
モルヘン	“Morgen”
平方マイル	“mi2” or “mi^2”
平方海里	“Nmi2” or “Nmi^2”
平方パイカ	“Picapt2” or “Picapt^2” “Pica2” or “Pica^2”
平方ヤード	“yd2” or “yd^2”

速度	単位
英国ノット	“admkn”
ノット	“kn”
メートル / 時	“m/h” or “m/hr”
メートル / 秒	“m/s” or “m/sec”
マイル / 時	“mph”

情報	単位
ビット	“bit”
バイト	“byte”

距離	単位
メートル	“m”
法定マイル	“mi”
海里	“Nmi”
インチ	“in”
フィート	“ft”
ヤード	“yd”
オングストローム	“ang”
エル	“ell”
光年	“ly”
パーセク	“parsec”
パイカ（1/72インチ）	“Picapt” or “pc”
パイカ（1/6インチ）	“pica” or “Pica”
米国測量マイル	“survey_mi”

圧力	単位
パスカル	“Pa” or “p”
気圧	“atm”
ミリメートル	“mmHg”
PSI	“psi”
トール	“Torr”

エネルギー	単位
ジュール	“J”
エルグ	“e”
カロリー（物理化学的熱量）	“c”
カロリー（生理学的代謝熱量）	“cal”
電子ボルト	“eV” or “ev”
馬力/時	“HPh” or “hh”
ワート/時	“Wh” or “wh”
フィードポンド	“flb”
BTU （英国熱量単位）	“BTU”

磁力	単位
テスラ	“T”
ガウス	“ga”

体積（容積）	単位
ティースプーン	“tsp”
小さじ	“tspm”
テーブルスプーン	“tbs”
オンス	“oz”
カップ	“cup”
米国パイント	“pt” or “us_pt”
英国パイント	“uk_pt”
クォート	“qt”
英国クォート	“uk_qt”
ガロン	“gal”
英国ガロン	“uk_gal”
リットル	“l” or “L” or “lt”
立方オングストローム	“ang3” or “ang^3”
米国石油バレル	“barrel”
米国ブッシュル	“bushel”
立方フィート	“ft3” or “ft^3”
立方インチ	“in3” or “in^3”
立方光年	“ly3” or “ly^3”
立方メートル	“m3” or “m^3”
立方マイル	“mi3” or “mi^3”
立方ヤード	“yd3” or “yd^3”
立方海里	“Nmi3” or “Nmi^3”
立方パイカ	“Picapt3” or “Picapt^3” “Pica3” or “Pica^3”
登録総トン数	“GRT” or “regton”
容積トン（フレートトン）	“MTON”

接頭辞	べき乗	単位
ヨタ	1E+24	“Y”
ゼタ	1E+21	“Z”
エクサ	1E+18	“E”
ペタ	1E+15	“P”
テラ	1E+12	“T”
ギガ	1E+09	“G”
メガ	1E+06	“M”
キロ	1E+03	“k”
ヘクト	1E+02	“h”
デカ	1E+01	“da” or “e”
デシ	1E-01	“d”
センチ	1E-02	“c”
ミリ	1E-03	“m”
マイクロ	1E-06	“u”
ナノ	1E-09	“n”
ピコ	1E-12	“p”
フェムト	1E-15	“f”
アト	1E-18	“a”
ゼプト	1E-21	“z”
ヨクト	1E-24	“y”

2進接頭辞	接頭辞値	略語	単位
ヨビ	2^80 = 1 208 925 819 614 629 174 706 176	“Yi”	ヨタ
ゼビ	2^70 = 1 180 591 620 717 411 303 424	“Zi”	ゼタ
エクスビ	2^60 = 1 152 921 504 606 846 976	“Ei”	エクサ
テビ	2^50 = 1 125 899 906 842 624	“π”	ペタ
テビ	2^40 = 1 099 511 627 776	“Ti”	テラ
ギビ	2^30 = 1 073 741 824	“Gi”	ギガ
メビ	2^20 = 1 048 576	“Mi”	メガ
キビ	2^10 = 1024	“ki”	キロ

CONVERT関数の使用例

関数に直接数値を入力する

=CONVERT(2022,”m”,”yd”)　※2022メートルをヤードに変換します

結果は約2211ヤードになります。

セル参照を使用する

=CONVERT(A1,”us_pt”,”uk_pt”)

※セルA1の値の単位を米国パイントから英国パイントに変換します。

まとめ

関数一覧

下記どちらの関数一覧からでも各関数の解説記事へアクセス出来ますので宜しければご確認下さい。

エラー値についてのまとめ記事

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