この記事ではINTRATE関数について解説しています。
- 証券の利率を調べたい
「Excel関数?」「聞いた事あるけど何か知らないな?」という方は、こちらの記事でエクセル関数について解説していますので先に確認して頂くと理解しやすいと思います。
INTRATE関数とは?
INTRATE関数の読み方
読み方は「インタレスト レート関数」です。
INTRATE関数で出来ること
INTRATE関数では全額投資された証券の利率を調べることができます。
INTRATE関数の使い方
まずはINTRATE関数の式をチェックしましょう。
INTRATE関数の引数は5つあり、4つは必ず指定する必要があります。
引数:受渡日
「受渡日」には証券の受渡日を指定します。
証券を購入した日付のことですね。
例えば10年債を2022年3月1日に決済した場合は2022年3月1日が「受渡日」になります。
引数:満期日
「満期日」には証券の満期日を指定します。
証券の償還日のことです。
「受渡日」の例で挙げた10年債は、2022年3月1日から10年後の2032年3月1日が満期日になります。この場合「満期日」には2032年3月1日を指定します。
10年債で説明しましたが証券により変わりますので、調べたい証券の満期日を入力してください。
引数:投資額
「投資額」には証券への投資額を指定します。
引数:償還価額
「償還価額」には満期日における証券の償還額を指定します。
引数:基準 ※省略可
「基準」には計算に使用する基準となる日数を下記の表から選び指定します。
引数には基準列に記載されている数値を入力します。
引数を省略した場合は自動的に「0」が指定された事になります。
基準 | 基準日数 |
---|---|
0 (省略時) | 30日 / 360日(NASD方式) |
1 | 実際の日数 / 実際の日数 |
2 | 実際の日数 / 360日 |
3 | 実際の日数 / 365日 |
4 | 30日 / 360日(ヨーロッパ方式) |
INTRATE関数の使用例
関数内に値を直接入力して引数を指定する
=INTRATE(“2022/3/1″,”2032/3/1”,100000,120000)
セル参照を使って別のセルの値を引数に指定する
=INTRATE(A1,A2,C1,D1)
DATE関数を使う
=INTRATE(A1,DATE(YEAR(A1)+10,MONTH(A1),DAY(A1)),C1,D1)
EDATE関数を使う
=INTRATE(A1,EDATE(A1,10*12),C1,D1)
まとめ
関数一覧
下記どちらの関数一覧からでも各関数の解説記事へアクセス出来ます。
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