この記事ではRANK.EQ関数について解説しています。
- 指定した数値のデータ内順位を調べたい
- 同じ順位の値が複数ある場合は最上位の順位を返したい
「Excel関数？」「聞いた事あるけど何か知らないな？」という方は、こちらの記事でエクセル関数について解説していますので先に確認して頂くと理解しやすいと思います。
RANK.EQ関数とは？
RANK.EQ関数の読み方
読み方は「ランク アベレージ関数」です。
RANK.EQ関数で出来ること
RANK.EQ関数では指定した数値のデータ内での順位を調べる事が出来ます。
順位は指定されたデータの他の値との相対的な位置で決まります。
RANK関数は互換性を維持するための関数
RANK.EQに名前が似ている関数にRANKがありますが、これは以前のバージョンのExcelと互換性を維持する為のものです。
今後のバージョンアップで利用出来なくなる可能性もありますのでもし利用している場合は
「RANK.AVG関数」か「RANK.EQ関数」のどちらかに修正する事をおすすめします。
RANK.AVG関数とRANK.EQ関数の違い
どちらも指定した数値のデータ内での順位を調べる事ができる関数ですが、順位の表し方に違いがあります。
RANK.AVG関数では値が重複した場合に順位の平均が返される一方、RANK.EQ関数は最上位の順位を返されます。
データ内で2番目に大きな値が3つあった場合の順位の返し方を関数別に見てみましょう。
| 関数名 | 順位の返し方 |
|---|---|
| RANK.AVG | 1位、3位、3位、3位、5位 |
| RANK.EQ | 1位、2位、2位、2位、5位 |
| RANK | 1位、2位、2位、2位、5位 |
このようにRANK.AVGでは(2+3+4)/3の「3位」が3つ返されるのに対して、
RANK.EQ関数とRANK関数では最上位の「2位」が3つ返されます。
RANK.EQ関数の使い方
まずはRANK.EQ関数の式をチェックしましょう。
※[]内の引数は省略することができます。
=RANK.EQ( 数値 , 範囲 , [ 順序 ] )
RANK.EQ関数の引数は3つあり、必ず指定しなければいけない引数は2つです。
引数：数値
「数値」には順位を調べたい数値かセル参照を入力します。
引数：範囲
「範囲」には順位を確認するデータをセル参照を使って指定します。
範囲内の数値以外の値は計算の対象外となり無視されます。
引数：順序 ※省略可
「順序」には数値を並べる方法を「0」か「1」で指定する事ができます。
実際のところ「0」とその他の数値で分けられますが、関数の入力補助には「1」が表示されます。
| 順序 | 並べる |
|---|---|
| 0（省略時） | 降順 |
| 1 または 0以外の数値 | 昇順 |
RANK.EQ関数の使用例
セル参照を使って別のセルの値を指定する
=RANK.EQ(B1,A1:A10,1)
まとめ
関数一覧
ましゅかぶろぐではExcel関数の一覧を3パターンご用意しています。
用途に合わせてお使いください。
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エラー値についてのまとめ記事
関数でエラーが発生した際に表示される、エラーの種類を以下の記事でまとめています。
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