【Excel】STOCKHISTORYで株価データを取得する

Excel 関数

この記事ではSTOCKHISTORY関数について解説しています。

この記事は次のような人におすすめ
  • 金融商品の価格推移や出来高を取得したい

「Excel関数?」「聞いた事あるけど何か知らないな?」という方は、こちらの記事でエクセル関数について解説していますので先に確認して頂くと理解しやすいと思います。

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STOCKHISTORY関数とは?

STOCKHISTORY関数の読み方

読み方は「ストック ヒストリー関数」です。

STOCKHISTORY関数で出来ること

STOCKHISTORY関数では、指定した金融商品に関する履歴データを取得し、配列として読み込む事が出来ます。

この関数で取得出来るデータは日付、始値、終値、安値、高値、出来高です。
取得したデータを元に株価チャートを作成したりすることも可能です。

2022年11月1日現在、Excelの株価データはExcelを提供しているマイクロソフト社ではなく、別の会社によって提供されているものを使用しています。
提供会社や利用規約、サポートされている取引所、データ遅延時間についてはこちらのページに掲載されていますので必要に応じてご確認ください。
※残念ながら日本株はサポートされていません。

銘柄情報が更新されるタイミングに注意

STOCKHISTORY関数で取得するデータはリアルタイムの価格ではありません。
市場毎にデータの遅延時間も違いますので注意しましょう。

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STOCKHISTORY関数の使い方

まずはSTOCKHISTORY関数の式をチェックしましょう。
※[]内の引数は省略する事ができます。

構文

=STOCKHISTORY( stock , start_date , [ end_date ] , [ interval ] , [ headers ] , [ property1 ] , [ property2 ] , … )

たくさん引数がありますが、必ず指定する引数は2つだけです。

引数:stock

「stock」には履歴を取得したい金融商品のティッカーシンボルを指定します。
※日本株には対応していません。

例えばマイクロソフトを指定したい時は”MSFT”を指定します。
表示したい商品が出力されない場合は”XNAS:MSFT”のように市場識別子から指定すると良いでしょう。

市場識別子はこちらのページに掲載されています。

引数:start_date

「start_date」には取得したい情報の最初の日付を指定します。

例えば2010年1月1日から2014年12月31日データを取得したい場合は”2010/1/1″を指定します。

直接日付を入力する事も出来ますし、セル参照やDATE関数のように日付を返す関数を使用する事もできます。

引数:end_date ※省略可

「end_date」には取得した情報の最後の日付を指定します。

例えば2010年1月1日から2014年12月31日データを取得したい場合は”2014/12/31″を指定します。

「start_date」と同じで直接日付を入力する事も出来ますし、セル参照やDATE関数のように日付を返す関数を使用する事もできます。

省略した場合は「start_date」と同じ日付が指定された事になります。

引数:interval ※省略可

「interval」ではデータの取得単位を0~2で指定します。

引数範囲
0毎日
1毎週
2毎月

例えば「1」を指定すると1週間毎のデータを表示してくれます。
それぞれ株価チャートの日足、週足、月足をイメージすると分かりやすいかもしれません。

引数:headers ※省略可

「headers」には返されるデータに見出しを付けるかどうかを0~2で指定します。

引数範囲
0ヘッダーなし
1ヘッダーを表示
2商品識別子とヘッダーを表示

引数:property ※省略可

「property」ではデータの並び順を指定することができます。

引数範囲
0日付
1終値
2始値
3高値
4安値
5出来高

例えば日付、始値、終値の順番にデータを並べたい時は「0,2,1」のように指定します。

省略した場合は0と1が指定された事になり、日付と終値が表示されます。

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STOCKHISTORY関数の使用例

過去21日間の株価推移を調べる

=STOCKHISTORY(“XNAS:AMZN”,TODAY()-21,TODAY(),0,2,0,2,1,4,3)

Amazon.com, Inc.の過去21日間の日付、始値、終値、安値、高値を表示します。
日付の指定にはTODAY関数を使用しています。

指定した期間の株価推移を調べる

=STOCKHISTORY(“XNAS:MSFT”,DATE(2021,1,1),DATE(2021,12,31),0,2)

Microsoft Corporationの2021年1月1日から2021年12月31日の日付と終値を表示します。
日付の指定にはDATE関数を使用しています。

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まとめ

関数一覧

ましゅかぶろぐではExcel関数の一覧を3パターンご用意しています。
用途に合わせてお使いください。

各一覧の文字色が青くなっている関数はクリックすると解説ページを開くことができます。

エラー値についてのまとめ記事

関数でエラーが発生した際に表示される、エラーの種類を以下の記事でまとめています。

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