この記事ではISNUMBER関数について解説しています。
- セルに入力されている値が数値かを確認したい
セルに数値が入力されているか確認してから
ISNUMBER(いず なんばー)関数とは?
ISNUMBER関数では指定された値をチェックし数値であればTRUE、数値でなければFALSEを返します。
セルに入力されている値が数値かどうかを確かめる際によく使います。
使用する際はセルの表示形式に注意してください。
セル表示形式が文字列になっている場合は一見すると数値に見えますが、Excel的には数値でなく文字扱いされています。
この関数に数値に見える文字列を変換するような機能は付いていませんので、同じ数字が入力されているように見えてもセルの「表示形式」によって結果が変わりますので注意しましょう。
ISNUMBER関数の使い方
まずはISNUMBER関数の式をチェックしましょう!!
引数は1つだけで実際に使用する際は下記のように記述します。引数を省略する事は出来ません。
=ISNUMBER(A2) ※A2セルの値が数値か確認
=ISNUMBER(24) ※24が数値か確認
=ISNUMBER(“1216547”) ※”1216547″が数値か確認
値
値には数値かどうかを確かめたい値を指定します。
直接入力する事も出来ますし、セル参照でも構いません。
合わせて確認したい:用途に合わせて使える多数のIS関数
IS~という関数は他にも多数あり、同じように何らかのテストをする事が出来ます。
合わせて覚えておくと便利ですよ!
関数名 | 内容 |
---|---|
ISBLANK関数 | 対象が空白セルを参照するときに「TRUE」を取得 |
ISERR関数 | 対象が「#N/A」以外のエラー値のときに「TRUE」を取得 |
ISERROR関数 | 対象が任意のエラー値のときに「TRUE」を取得 |
ISLOGICAL関数 | 対象が論理値のときに「TRUE」を取得 |
ISFORMULA関数 | 数式が含まれるセルへの参照がある場合に「TRUE」を取得 |
ISNUMBER関数 ※この記事 | 対象が数値のときに「TRUE」を取得 |
ISEVEN関数 | 数値が偶数のときに「TRUE」を取得 |
ISODD関数 | 数値が奇数のときに「TRUE」を取得 |
ISREF関数 | 対象が参照であるときに「TRUE」を取得 |
ISNA関数 | 対象がエラー値「#N/A」のときに「TRUE」を取得 |
ISNONTEXT関数 | 対象が文字列以外のときに「TRUE」を取得 |
ISTEXT関数 | 対象が文字列以外のときに「TRUE」を取得 |
他にもExcel関数の解説記事を投稿しています。
下記どちらの関数一覧からでも各関数の解説記事へアクセス出来ますので宜しければご確認下さい。
まとめ
この関数は使う場面が限られているものの、覚えていると非常に便利な関数です。
自分でずっと管理しているようなファイルでは起こらないと思いますが、人からもらったファイルではそもそもセルに入っている数値が数値扱いされていなかったり、数値を入力しなければいけないセルに意味のわからない文字が入力されていたりする事が多々あります。
一括で表示形式を変える事もできますが、何か意図があってそうしている可能性もありますのでまずはどこが数値になっていないのか等確認の作業をする時には必須です。
コメント