【Excel】RANK関数でデータ内の指定した数値の順位を調べる

この記事ではRANK関数について解説しています。

この記事は次のような人におすすめ

「Excel関数？」「聞いた事あるけど何か知らないな？」という方は、こちらの記事でエクセル関数について解説していますので先に確認して頂くと理解しやすいと思います。

RANK関数とは？

RANK関数の読み方は「ランク関数」です。

RANK関数では指定した数値のデータ内での順位を表示する事が出来ます。
ランキングの中で自分が何位か調べる事ができるようなイメージですね。

数値が重複した場合はすべて同じ順位とみなされ順位がずれていきます。
例えばデータ内で2番目に大きい数値が2つ存在すると上からの順位は「1位、2位、2位、4位」となります。

既に精度の高い同様の機能を持った別の関数が用意されており、
RANK関数は以前のバージョンとの互換性を維持する為に利用が出来るようになっています。

今後のバージョンアップで利用出来なくなる可能性もありますのでもし利用している場合は
「RANK.AVG関数」か「RANK.EQ関数」のどちらかに修正する事をおすすめします。

どちらも指定した数値のデータ内での順位を調べる事ができる関数ですが、順位の表し方に違いがあります。
RANK.AVG関数では値が重複した場合に順位の平均が返される一方、RANK.EQ関数は最上位の順位を返されます。

データ内で2番目に大きな値が3つあった場合の順位の返し方を関数別に見てみましょう。

このようにRANK.AVGでは(2+3+4)/3の「3位」が3つ返されるのに対して、
RANK.EQ関数では最上位の「2位」が3つ返されます。

まずはRANK関数の式をチェックしましょう。
※[]内の引数は省略することができます。

構文

=RANK( 数値 , 範囲 , [ 順序 ] )

RANK関数の引数は3個ありますが、必ず指定しなければいけない引数は2つだけです。

「数値」には順位を調べたい数値かセル参照を入力します。

例えばですが、テストで87点を取った人が受験者の中で何番目なのか調べる事が出来ます。
今回の例えでは「87点」が何番目なのか知りたいので「87」を数値に指定します。

「範囲」には順位を確認するデータを指定します。

先程の例の続きですが「数値」では「87」を指定しました。
同じテストの受験者の中で「87」が何番目なのか調べたいので「範囲」には受験者の点数一覧を指定します。

「順序」では数値の並べ方を「0」と「1」で指定することができます。
実際のところ「0」とその他の数値で分けられますが、関数の入力補助には「1」が表示されます。

順序	並べる方向
0（省略時）	降順
1 または 0以外の数値	昇順

ましゅかぶろぐではExcel関数の一覧を3パターンご用意しています。
用途に合わせてお使いください。

各一覧の文字色が青くなっている関数はクリックすると解説ページを開くことができます。

関数でエラーが発生した際に表示される、エラーの種類を以下の記事でまとめています。